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映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年アメリカ) [映画]

原題:Once Upon a Time in Hollywood

クエンティン・タランティーノ監督が1969年に起きたマンソンファミリーによるシャロン・テート殺人事件をレオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットの2大スター競演で描く。
シャロン・テート事件をタランティーノがどんな風に描くのかめちゃくちゃ興味あったし、出演者も豪華だったので久々に映画館で見てきた。

タランティーノにしてはバイオレンス控えめだったけど、それでもタランティーノらしい作品になってて面白かった。
シャロン・テート事件を直接描くのではなく、隣人で落ち目の俳優リック・ダルトンと彼の専属スタントマンであるクリフ・ブースとの友情(しかもちょいブロマンス)がメインになっていて、この2人のキャラがめちゃくちゃ魅力的で目が離せないんだよね~
ディカプリオはやっぱり上手いし、ブラピも今までになくいい味出してた!
この二人の初共演ってだけでも映画ファンとしてかなり楽しめたけど、予想以上に相性抜群で最高だったな。
そしてイングロリアス・バスターズと同じく史実を無視したオチも痛快で良かった。
160分もの長さが全然気にならなかったよ。

それからシャロン・テート役マーゴット・ロビーは流石に大スター二人の前にはやや影が薄いけど、でも希望に満ちた新進女優を生き生きと演じていて可愛かったな。
あと、ダミアン・ルイスがスティーヴ・マックィーン役で出てきてびっくり。
今まで気づかなかったけど、たしかにこの2人ちょい似てるね。





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映画『バイス』(2018年アメリカ) [映画]

原題:Vice

『マネー・ショート』のアダム・マッケイ監督がジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領で、9.11後のアメリカをイラク戦争に導いたとされるディック・チェイニーを描いた社会派ドラマ。
チェイニーをクリスチャン・ベイル、チェイニーの妻をエミー・アダムスが演じています。

やっぱり見どころは肉体改造&メイクでまったくの別人と化したクリスチャン・ベイルだろうなぁ。
20キロも体重増やしてて、言われないとベイルって分からないぐらい。
ただこの人、昔『マシニスト』ではめっちゃガリガリになってたし、なんだかちょっと体が心配なんだけど...

あとサム・ロックウェルのブッシュ大統領もなかなか似てたし、スティーブ・カレルのラムズフェルドも良かった。
ほかのキャストも似てる人ちゃんと用意してて面白かったよ。

映画としてはアメリカの政治の闇の部分をブラックかつけっこうコミカルに描いてあるので政治ドラマだけど辛気臭くなくて良かった。(「ハウス・オブ・カード」の現実版って感じ)
チェイニーって人をあまりよく知らなかった分、いろいろと興味深く楽しめたしね。
でもあそこまで権力を私物化しちゃうって凄いけど、怖いことだし、国民にとっちゃ迷惑以外の何物でもないよなぁ。

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映画『ブラック・クランズマン』(2018年アメリカ) [映画]

原題:BlacKkKlansman

黒人刑事がKKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説をスパイク・リー監督が映画化。
アカデミー賞の脚色賞を受賞しています。

黒人がKKKに潜入っていったいどうするんだろ?って思ったんだけど、実際に潜入するのは別の人なのね。
主人公の黒人警官ロンが電話をし、同僚の白人刑事フリップが潜入するっていうこと。
その代役フリップがユダヤ人ってのがなかなかハラハラさせる展開で面白かった。
ただ全体的にけっこうコミカルでエンターテイメントとして楽しんでただけに、ラストに現実の映像をもってくるのはちと唐突な気がしたな。
まぁ何十年たっても差別問題が根本的に解決していない現実を伝えたいってのは分かるけどね。

主人公ロン役のジョン・デビッド・ワシントンはデンゼル・ワシントンの息子だそう。
なかなかいい雰囲気の役者さんなのでこの先が楽しみだね。
フリップ役はアダム・ドライバーなんだけど、「GIRLS/ガールズ」で初めて見たときは微妙に気持ち悪い感じだったのに、なんだかこの映画ではイケメンに見えたよ!
そして、もう一人の相棒がスティーブ・ブシェミにそっくりだなぁって思ったら、なんと弟でびっくりでした。
それから「ブラックリスト」のトム役ライアン・エッゴールドがKKKの幹部っていうけっこう目立つ役で出てて嬉しい。
もう一つ、冒頭「ザ・ワイヤー」のクレイ・デイビス役の人がこの映画でも"シーーーット"言ってて笑った。


ブラック・クランズマン

ブラック・クランズマン

  • 作者: ロン ストールワース
  • 出版社/メーカー: パルコ
  • 発売日: 2019/02/28
  • メディア: 単行本




BlackKklansman

BlackKklansman

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Universal Pictures
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Blu-ray



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映画『グリーンブック』(2018年アメリカ) [映画]

原題:GREEN BOOK

1960年代のアメリカ南部を舞台に黒人ジャズピアニストと運転手として雇われたイタリア系白人運転手が旅を通じ友情を築いていく姿を描いた実話ベースのロードムービー。
監督は『メリーに首ったけ』のピーター・ファレリー、主演はヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリ。
今年のアカデミー賞で作品賞、助演男優賞等3部門受賞しています。

人種差別等シリアスな題材をユーモアを織り交ぜ軽いタッチに仕上げた万人受けする良作。
人種も育ちも違う二人のロードムービーって時点で間違いないよねぇ。
二人のキャラがとっても魅力的だったし、劇中で演奏される音楽も良かったし、ベタだけど楽しめた。
ピアニスト役のマハーシャラさんは白人からは差別を受け、黒人社会にも馴染めない複雑な人物像を見事に演じていて素晴らしい。
ついこの間『ムーンライト』でオスカー取ったばかりなのに、二度目の助演賞って勢いあるなぁ。
そしてヴィゴも粗野で無教養というヴィゴのイメージとはかけ離れた役を体重増やして魅力的に演じていて凄く良かった。

あと、昔『メリー~』とか『Mr.ダマー』とか下品でおバカなコメディ作ってたファレリー兄弟の片割れ作品がアカデミー賞作品賞だなんてちょっとびっくりだよ。





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映画『ビール・ストリートの恋人たち 』(2018年アメリカ) [映画]

原題:IF BEALE STREET COULD TALK

アカデミー賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督によるラブストーリー。

『ムーンライト』はけっこう好きだったんだけど、こちらはやや期待外れだったかなぁ。
現在と過去を行ったり来たりする展開はちょっと散漫な印象だし、スローペースすぎてやや退屈。
それにラブストーリーと人種問題のバランスが微妙に悪くてなんだかモヤモヤ。
これを見ると『ムーンライト』はそのあたり巧かったんだなと再確認。

でも映像はとても美しいし(監督がウォン・カーウァイに影響受けてるって聞いてなるほどって思った)、主人公ティッシュがとっても初々しくてキュートでそこらへんでは楽しめたかな。
あと、これでオスカー助演女優賞を受賞した母親役のレジーナ・キングも印象的。
「アメリカン・クライム」とか「サウスランド」とかドラマで活躍してるイメージだったけど、これからは映画での活躍も増えそうだねぇ。
今年のオスカーはオリヴィア・コールマンにラミ・マレックにマハーシャラ・アリとドラマでよく見る俳優さんばかりで海外ドラマ好きとしてはちょっと嬉しかったよ。


ビール・ストリートの恋人たち

ビール・ストリートの恋人たち

  • 作者: ジェイムズ・ボールドウィン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/01/22
  • メディア: 単行本



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映画『女王陛下のお気に入り』(2018年アイルランド=アメリカ=イギリス) [映画]

原題::The Favourite

昨日発表のアカデミー賞でオリヴィア・コールマン、主演女優賞取っちゃったねぇ。
さすがにノミネート7回目のグレン・クローズが取ると思ってたからちょっとびっくり。
でも「ブロードチャーチ」とか「ナイトマネージャー」とかイギリスドラマではお馴染みの女優さんだから受賞は嬉しかったよ~
ってことでコールマンが受賞を決めたこの作品、アカデミー賞の1週間ほど前に見て来たので感想を。。

ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に女王アンと彼女に仕える2人の女性を描いた愛憎劇。

絢爛豪華な宮廷で繰り広げられる女3人を中心とした権力闘争がグロテスクかつユーモラスに描かれる。
下品で滑稽で、女も男も一人としてまともな人間は出てこないんだけど、でもなぜか憎めなくって彼女たちの行動から目が離せなくなってしまう。
女王の死んだ子供=悲しみの象徴であるウサギで埋め尽くされるラストも悪趣味だけど嫌いじゃない。
宮廷物、英国版大奥なんてキーワードからイメージしていたものを良い意味で裏切ってくれるヘンテコ・オモシロ作品でした。

そして女優3人の演技がとにかく素晴らしい!
気まぐれでわがままで周りを振り回しながらも、その実孤独で惨めな女王の悲哀を見事に演じたオリヴィア・コールマン。
知性と美貌を併せ持ったレディ・サラ役がめっちゃハマってたレイチェル・ワイズ。
のし上がる為なら手段を選ばない腹黒アビゲイル役で新境地を開いたエマ・ストーン。
3人そろってアカデミー賞ノミネートも納得。
男は添え物的な映画だけど、ニコラス・ホルトの白塗り&巻き毛カツラ&貴族コスチュームはやたらと似合っててイイ感じだったよ。

あと超広角(魚眼?)レンズを使ったローアングルの映像や奇妙なBGMも不穏な空気を醸し出してて良かったし、サンティ・パウエルによる衣装も美しかった~

ヨルゴス・ランティモス作品は初めて見たんだけど、けっこう気に入ったので他の作品も見てみたいな。





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映画『天才作家の妻 -40年目の真実-』(2017年スウェーデン=アメリカ=イギリス) [映画]

原題:THE WIFE

グレン・クローズ、ジョナサン・プライス共演の心理サスペンス。
世界的作家と彼の創作を支えてきた完璧な妻。
理想的な夫婦に見える二人の関係は夫がノーベル文学賞を受賞したことをきっかけに揺らぎはじめる…
監督はビョルン・ルンゲ。

ストーリー的にはやや地味だし、それほど驚くような仕掛けがあるってわけではないけど、主演2人の演技合戦が見ごたえあって引き込まれる。
特にグレン・クローズが愛憎に揺れる妻ジョーン役を繊細に演じていて素晴らしかったよ。
これで悲願のアカデミー賞初受賞できるかな。
対するジョナサン・プライズも傲慢だけど時に優しさも見せる夫ジョセフを好演してて良かったなぁ。
(まぁその中途半端な優しさが妻の逆鱗に触れちゃうんだけどね)
それから記者役のクリスチャン・スレイターも印象的だったし、久々に映画で見れて嬉しかった。
あとジョーンの若い頃を演じた役者さんがグレン・クローズにとても良く似てて、どこで見つけてきたんだろって思ったらなんと実の娘さんだったよ!


天才作家の妻 40年目の真実 (ハーパーBOOKS)

天才作家の妻 40年目の真実 (ハーパーBOOKS)

  • 作者: メグ ウォリッツァー
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: 文庫


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映画『アリー/スター誕生』(2018年アメリカ) [映画]

原題:A Star Is Born

1937年の映画『スタア誕生』をリメイクしたミュージカル映画。
監督&主演をブラッドリー・クーパーが務め、ヒロイン・アリー役にレディ・ガガを抜擢。
世界的ロックスターのジャクソンに見いだされたアリーの成功と苦悩が描かれる。

4回もリメイクされてる"スター誕生"。
今までそのオリジナルもリメイクも見たことなかったんだけど、まさに王道って感じのストーリーで、"スター誕生"というタイトルの作品は見てなくても既視感あり。(最近だと『アーティスト』もこんな感じの話だったよね。)
なので物語はちょっと陳腐な感じがしちゃったものの、音楽はとても良かったのでミュージカルとしてはまぁそれなりに楽しめた。
ガガやっぱ歌うまいねぇ。それに役柄がめっちゃハマってたこともあり演技も凄く良かったよ。
ブラッドリーも予想以上に歌うまくて、それに歌声が渋くてイイ!
二人で"Shallow"をデュエットするところが一番の盛り上がりどころだったな。
あとサム・エリオットの演技も渋くて印象的だった。

それからストーリーとはあまり関係ないのだけど、「ルポールのドラァグレース」に出てたドラァグクイーンのシャンジェラ&ウィラムが出てきてびっくり!!
けっこうセリフもあったし、なんか嬉しかったよ~


アリー/スター誕生 サウンドトラック

アリー/スター誕生 サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: CD



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映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年アメリカ) [映画]

原題:BOHEMIAN RHAPSODY

去年からめっちゃヒットしてるので気になってたこの映画、年が変わってようやく見てきた。

世界的ロックバンド"クイーン"のヴォーカルで1991年に45才の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの半生を描いた伝記ドラマ。
監督は一応ブライアン・シンガーでクレジットされてるけど、セクハラ問題で途中降板。
その後、私としては俳優のイメージが強いデクスター・フレッチャーが引継ぎ完成されました。

そんなゴタゴタがあったにしてはなかなか良く出来てる印象。
ストーリー的にはちと綺麗に描きすぎな感じもするけど、ライブシーンがめっちゃ臨場感あって音楽映画としては凄く見応えあって面白かった。
知ってる曲が多かったし、どの曲もポップでキャッチーなのでクイーンを知らない人でもこれは楽しめるんじゃないだろうか。

それからフレディを演じてるのが「ミスター・ロボット」のラミ・マレックなんだよねー
ラミがフレディって最初ミスキャストじゃって思ったし、実際そんなに似てないんだけど、雰囲気とか動きとかでフレディになり切ってて思いのほか良かったよ。
フレディ以外のメンバーもかなり似せてて面白かったな。
あと、「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンとか「ダウントン・アビー」のアレン・リーチとか「ケンブリッジスパイ」のトム・ホランダーとか脇を固める俳優たちも実力派ばかりで安心して楽しめました。


ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: CD



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映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017年アメリカ) [映画]

原題:I, Tonya

アメリカ人フィギュアスケーターとして初めてトリプルアクセルに成功し、2度のオリンピックに出場したものの、ライバル選手を襲撃する事件を起こし失脚したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生に迫った作品。
監督はクレイグ・ギレスピー、主演にマーゴット・ロビー。
母親役のアリソン・ジャネイが今年のアカデミー賞で助演女優賞を受賞しています。

トーニャ・ハーディングが起こした事件は日本でも当時もちろん報道されてたのでなんとなく覚えてはいるけど、思った以上に間抜けな事件だったんだなぁ。
トーニャもアホだけど、周りに集まってくるのもアホばっかりで、いろんな意味でめちゃくちゃ面白かった。
特に言葉と暴力で娘トーニャを支配する母親が強烈!
トーニャは母親がこんなだったからこそ精神力が鍛えられ成功をおさめられたんだろうけど、でもこんな母親だったからこそ、あんなクズ男と一緒になり、ケリガン事件につながったとも言えるんだよね。
まさに負の連鎖って感じなんだけど、トーニャのキャラが突き抜けてるので悲壮感はあまり感じなかったなぁ。

母親役のアリソン・ジャネイ、ルックスからキャラまでめちゃくちゃ強烈で素晴らしかった。
肩に乗せた鳥が絶妙のタイミングでツツくのもオモシロかった。
エンドロールで流れる本人の映像でも鳥乗せててびっくりだったよ。

もちろんトーニャの下品さをうまく表現していたマーゴット・ロビーの演技も素晴らしかったです。


I Tonya/ [Blu-ray] [Import]

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  • メディア: Blu-ray



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映画『レディ・バード』(2017年アメリカ) [映画]

原題:Lady Bird

女優のグレタ・ガーウィグが自身の出身地カリフォルニア州サクラメントを舞台に、自伝的要素を盛り込んで描いた青春映画。
出演はシアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ。
今年のアカデミー賞で作品賞他6部門にノミネートされていました。

中途半端な地方都市やに住む、ちょっと風変わりな女の子の日常を描いてあり、『ゴーストワールド』とか『JUNO』とか好きならハマれる青春映画。
主人公の自称"レディ・バード"の若さゆえのイタさとか、こじらせ感をコミカルに描きつつ、様々な悩みや迷いを乗り越えて成長する姿が描かれていて、このイタさを含めてどうにも共感してしまう愛すべき作品だった。
両者とも我が強くて素直になれない母娘関係の描写も凄く良かったな。

主人公のシアーシャ・ローナン、こういうハジケタ感じの役はちょっと珍しい気がするけど、めっちゃハマってた。
レディ・バードのダメな部分も魅力的に見えたのは彼女の演技があってこそだよね。

それから母親役のローリー・メトカーフが巧い!
微妙な関係の奥底に娘への深い愛情が感じられる演技が素晴らしかった。
あとルーカス・ヘッジズとティモシー・シャラメっていう旬な若手演技派俳優2人が出てるのも見どころ。
お坊ちゃんで隠れゲイなヘッジズとチャラいシャラメ、ぴったりな配役だったよ。



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映画『犬ヶ島』(2018年アメリカ) [映画]

原題:Isle of Dogs

ウェス・アンダーソン監督によるストップモーションアニメ。
近未来の日本を舞台に離島に隔離された愛犬を探す少年と犬たちの冒険を描いた作品。

字幕版で鑑賞。
人間(日本人)は日本語を話し、犬たちは英語で話し、それぞれお互いの言葉を理解できないっていう設定。
言葉が通じないながらも少年アタリと犬たちが少しづつ心を通じ合わせていくところが良かったな。
そしてヘンテコ日本の描写もユニークで面白い。(これ、アニメだから許せる感じもある)
犬たちの可愛すぎないルックスとキャラ設定もイイ感じだし、毛並みのフサフサ感とかストップモーションアニメとは思えない精巧さが素晴らしかったよ。

あと、この犬たちを演じる声優キャストが超豪華。
でもチーフ役のブライアン・クランストンと、レックス役のエドワード・ノートン以外は声だけでは分からなかったけどね。
それから少年アタリがめっちゃカタコト棒読み演技なのはわざとなんだろうか。
そこだけちょっと違和感あった。


メイキングブック 犬ヶ島(仮)

メイキングブック 犬ヶ島(仮)

  • 作者: ローレン・ウィルフォード
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: 単行本



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映画『ファントム・スレッド』(2017年アメリカ) [映画]

原題:Phantom Thread

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督とダニエル・デイ=ルイスが再びタッグを組んだ作品。
1950年代のロンドンを舞台に有名デザイナーと若いウェイトレスの究極の愛が描かれる。

美しく上品でありながら、どこか狂った愛が描かれていて最後まで目が離せなかった。
理解はなかなか難しいけど、この二人を見てるとこれもアリなのかと思えてしまう。

今回のダニエル・デイ=ルイスはまさにハマり役!
『ゼア・ウィル~』もめちゃくちゃ凄かったんだけど、このレイノルズ役はまさにデイ=ルイスって感じだ。
育ちが良さがにじみ出ていてエレガントで繊細でそれでいてちょっと変態的でもあり。
私としては『眺めのいい部屋』のセシルを思い出してちょっと嬉しくなってしまったよ。

そして今回の作品、女優陣もデイ=ルイスに負けない存在感を見せてくれます。
アルマを演じるヴィッキー・クリープスはほとんど無名だけど大抜擢されただけある。
無垢に見えて計算高いところとか、レイノルズ以上の狂気を見せる演技が素晴らしい。
そしてレイノルズの姉シリルをマイク・リー作品やイギリスドラマでも良く見るレスリー・マンヴィルが演じていて、これまた巧い。
天才肌の弟レイノルズを理解し、仕立て屋の実務を切り盛りする有能な姉。
その有無を言わせぬ存在感が怖くもあり面白くもあり。
この作品でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたのも納得。
で、ゲイリー・オールドマンの最初の奥さんだと知ってちょっとびっくり。
今年は元夫婦でノミネートされてたんだねぇ。

あと、オスカー受賞した衣装がどれもこれも最高に美しくて素晴らしい。
RADIOHEADのジョニー・グリーンウッドによる音楽も印象的でした。


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映画『ゲティ家の身代金』(2017年アメリカ=イギリス) [映画]

原題:All the Money in the World

1973年に実際にローマで起きたゲティ3世誘拐事件を描いたスリラー映画。
監督はリドリー・スコット、ミシェル・ウィリアムス、マーク・ウォールバーグ、クリストファー・プラマーが出演しています。

世界一の大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐され1700万ドルの身代金を要求されるが、ゲティは支払いを断固拒否する。

これ元々ゲティ役をケヴィン・スペイシーが演じて既に完成されていたんだけど、例のセクハラ問題でスペイシーの演技はお蔵入りとなり、新たにプラマーが演じて取り直したっていう異例の作品。
主人公ではないにしろ、この作品の最重要キャラクターを短期間で演じきったプラマーの演技が凄いです。
そして、ここまでゲスな大金持ちが実在したってのもびっくりだわ。
誘拐事件の顛末については実話ってこともありまずまずだったけど、このゲティのキャラがストーリーをめちゃ面白くしてました。

あと息子を誘拐された母親役ミシェル・ウィリアムズの演技もとても良かったなぁ。
それから、ロマン・デュリスが誘拐犯の一人でちょっとイイヤツだったチンクアンタ役を演じててびっくり。
フランスやヨーロッパの映画以外でデュリスを見るのは初めてかも。
なかなか印象的だったよ。





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映画『女は二度決断する』(2017年ドイツ) [映画]

原題:Aus dem Nichts

『愛より強く』のファティ・アキン監督作。
主演のダイアン・クルーガーがカンヌ映画祭の主演女優賞を受賞しています。

トルコ移民の夫と息子をテロで殺された主人公カティアが、法で裁かれなかった犯人たちに復讐を果たそうとする。

淡々としながらも最後まで目が離せない。
ずっとカティアの心情に寄り添うように描かれているので、感情移入しやすく、自分がカティアだったらどのような結末を望むのか、カティアの決断は正しかったのかなど考えさせる作品になっています。

カティア役のダイアン・クルーガーってこれまでフランス映画やアメリカ映画でしか見たことなかったから忘れてたけど、そういえばドイツ人だったよね。
あまり上手い女優さんってイメージはなかったんだけど、この作品では悲劇に見舞われた女性の悲しみや怒りや苦しみをリアルに演じていて素晴らしかったな。


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