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NTLive『ワーニャ』 [映画]

原題:National Theatre Live: Vanya

『善き人』以来半年ぶりのナショナルシアターライブ。
今年度のローレンス・オリヴィエ賞で演劇部門リバイバル賞を受賞。
アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」に『異人たち』のアンドリュー・スコットが一人芝居で挑んでいます。

8人もの登場人物を一人で演じきるアンドリュー・スコットがとにかく凄かった!
ちょっとした小道具をうまく使いながら、仕草や話し方などを変化させ様々な役柄を演じ分けていて、見ていてまったく混乱しない。
それどころか実際に舞台に何人かいるような感覚になることまであってびっくりだったよ。

内容的にはロシア作品だからもっと重いのを想像してたけど、意外と笑える部分もあって楽しめた。
ただ事前にもう少し「ワーニャおじさん」を何かで予習しとくべきだったかな。
最初、名前や人間関係を把握するのに時間がかかってしまったし、完全に物語に入り込むとまではいかなかったのが残念だった。
でもあのアンスコの超絶演技を見れただけでも見に行った甲斐があったよ。


ワ-ニャ伯父さん/三人姉妹 (光文社古典新訳文庫 Aチ 2-1)

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映画『関心領域』(2023年イギリス=ポーランド=アメリカ) [映画]

原題:The Zone of Interest

第2次大戦中、アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る収容所の所長ルドルフ・ヘスとその一家を描いた物語。
監督はジョナサン・グレイザー。
カンヌ映画祭のグランプリ、アカデミー賞の国際長編映画賞と音響賞を受賞しています。

人によっては退屈にも感じそうな淡々とした描き方。
実際最初、映像として写されるのは美しい庭のある邸宅で暮らすある一家の穏やかな日常でしかない。
でも、その穏やかな生活の壁を隔てた向こう側から時折聞こえてくる悲鳴や銃声のような音。
一家の奥さん(『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラー)がユダヤ人から奪ったと思われる毛皮のコートを試着するシーンや、川遊びをしてる親子の元に遺体を焼いた灰と思われるものが流れてくるシーンなど。
様々な描写から壁の向こうで起きていることを想像して、なんともゾワゾワしてしまう。
彼らはその異常さを感じていないのか?ああいう場に居続ければ慣れてしまうのか?
今の感覚で見ると普通じゃないって思えるけど、極限状態だったら誰にでも起こりえそうで恐ろしかった。
そしてラスト現代のアウシュビッツが出てくるのも印象的で、見終わってからもいろいろ考えてしまう作品だったな。

あと、賛否分かれそうなアート系作品なのに、シネコンでも客入り良かったのにはびっくり。
(後日別の作品見に行ったミニシアターでは満席になってた。)
ほぼ全編寝てる人がいたり、ポップコーンぼりぼり食う奴(これ見ながら食べれる神経すごい)がいたのはちょっと迷惑だったけどね。

↓これはミニシアターのロビーで撮った。
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映画『異人たち』(2023年イギリス) [映画]

原題:All of Us Strangers

大林亘彦監督によって映画化もされた山田太一の長編小説を『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督がイギリスを舞台にして再映画化。
12歳の時に両親を交通事故で亡くし孤独な人生を歩んできた脚本家が幼少期に両親と共に過ごしたかつての自宅を訪ねると...

原作も読んでないし大林監督版も見てないんだけど、なんだか幻想的で不思議な世界感の作品だった。
昔の両親との邂逅とかめっちゃ非現実的なのに、彼らの会話はとてもリアルでなんか切なかったなー
そしてオチはけっこうホラー展開でびっくりした。
オリジナル方は主人公がゲイ設定ではないらしいけど、ストーリーは同じなのかな?

主人公を演じてるのがアンドリュー・スコットでその恋人役がポール・メスカルっていう配役は最高。
特にアンスコさんの熱演素晴らしかった。
あと、クラブのシーンでblurの"Death Of A Party"が印象的に使われてて、同じくblurの曲が使われてたメスカル主演の『アフターサン』を思い出す。(作風もちょい似てる気がするな)


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映画『オッペンハイマー』(2023年アメリカ) [映画]

原題:Oppenheimer

クリストファー・ノーランが原爆の父と呼ばれるアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた人間ドラマ。
今年のアカデミー賞で作品賞他全7部門受賞しています。

題材的に一時期日本で公開されないんじゃないかとか言われてたけど、キリアン・マーフィ好きとしては無事公開されて良かった。

まず原爆の描写については賛否あるだろうけど、これ内容的には原爆開発よりも戦争後の政治的な駆け引きがメインなので私はこれで正解だと思う。
投下後のロスアラモスの人々の反応なんかも見ていて苦々しく感じるけど、それがオッペンハマーの苦悩をより際立たせていて印象的だったな。
そして人間ドラマ部分はめちゃくちゃ濃厚な会話劇で終盤にかけての緊迫感が凄かった。
映像や音の演出も素晴らしく(IMAXで見て良かった)、3時間があっという間だったよ。

ただある程度予備知識は必要だとは思う。
登場人物めちゃくちゃ多いし、ノーラン作品らしく時系列が前後したりするのもあって序盤は筋を追うのがちょい大変。
まぁ多少は予習していったので何とかなったけどね。

それからこの作品でオスカー受賞したキリアン・マーフィとロバート・ダウニー・ジュニアの演技も凄かった。
キリアンは「28日後...」の頃からずっと好きなんだけど、オスカーとは縁がないタイプの俳優さんだと思ってたからめっちゃ嬉しいよ。
その他エミリー・ブラントにフローレンス・ピューにマット・デイモンなどなどキャスト豪華すぎ!
なんか凄い久しぶりに見る気がするデイン・デハーンの嫌な奴っぷりがけっこう気に入ったなぁ。


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映画『デューン 砂の惑星 PART2』(2024年アメリカ) [映画]

原題:Dune: Part Two

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がふたたび監督を務めた「DUNE」の続編。
ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥらが新たに出演しています。

今回もドルビーシネマで鑑賞し、美しく壮大な映像を堪能。
内容的にも前作よりストーリーに動きがあるので3時間の長さが全然苦にならなかったよ。
ただもう少し前作予習しとけばよかったなぁ。
前作見てから2年半ぐらいたってるのでけっこう細かい部分忘れてて、最初追いつくのに時間がかかっちゃったよ。

シャラメとゼンデイヤの二人はもちろん良かったけど、今作は前作以上に母親ジェシカの存在感が凄かった。
レベッカ・ファーガソン、美しいうえに、演技力も圧巻だった。
それから眉無しスキンヘッドの悪役なオースティン・バトラーもめちゃくちゃ印象的だったな。
そしてちょびっと出てきた妹がアニャ・テイラー・ジョイだった!
次のパート3にはもっと出てくるのかなぁ~楽しみ。
あと、ハルコンネンが衣装のせいでマツコデラックスにしか見えてしょうがなかったよ。


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映画『落下の解剖学』(2023年フランス) [映画]

原題:Anatomie d'une chute/Anatomy of a Fall

カンヌ映画祭のパルムドール、アカデミー賞脚本賞などを受賞しているフランス映画。
人里離れた山荘で起きた転落死を巡り繰り広げられる人間ドラマ。
監督はジュスティーヌ・トリエ、主演「さようなら、トニー・エルドマン」のザンドラ・ヒュラー。

サスペンスを期待すると肩透かしかもしれないけど、めちゃくちゃ濃厚な法廷劇で見ごたえあり。
裁判を通して夫婦感の亀裂がエグイ感じに暴かれていく展開にヒリヒリ。
そして巻き込まれる息子ダニエルが苦しみながらも事件に向き合い証言するシーンが印象的だった。

ザンドラ・ヒュラーの演技はもちろん凄いんだけど、ダニエル役ミロ・マシャド・グラネール君、そして犬のスヌープ(本名はメッシ)の演技がめちゃ素晴らしかったな。
あと弁護士役のスワン・アルローがなかなかイケてて出てくるたび目が離せなかったわ。






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映画『カラーパープル』(2023年アメリカ) [映画]

原題:The Color Purple

ピュリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を基にしたスピルバーグ映画をミュージカルとして再映画化。
黒人女性の波乱に満ちた生涯を力強い音楽と共に描いた作品。
ブロードウェイでも上演されていて、そちらで主役セリーを演じたファンテイジア・バリーノが同じ役で主演し、タラジ・P・ヘンソンやハリー・ベイリーが共演しています。

タイトルは知ってたものの原作読んでないしスピルバーグ版も未見。
イメージ的に白人から黒人への人種差別をメインに描いた作品なのかと思ってたら、もちろんそういう面も描かれてはいるけれど、メインは男性に支配されてきた女性の抑圧からの解放と自立がテーマだった。
めちゃくちゃ重い内容だし見ていて辛いシーンも多いのだけど、ミュージカルなのがそれを少し緩和してくれたな。
音楽もダンスもめっちゃパワフルで見ごたえたっぷりだったよ。

そして出演者の歌や演技も圧巻。
主人公セリー役のファンテイジアやシュグ役のタラジさんはもちろん、ソフィア役ダニエル・ブルックスがめっちゃ印象的だった。
って言うかダニエル・ブルックスって「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のテイスティだよ!
役柄的にもぴったりだったし、歌もめちゃ上手くて素晴らしかった。



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映画『哀れなるものたち』(2023年イギリス・アメリカ・アイルランド) [映画]

原題:Poor Things

『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督作。
ヴェネチア映画祭で金獅子賞、エマ・ストーンがアカデミー賞で主演女優賞を獲得しています。

ヨルゴス・ランティモス作品を見るのは『女王陛下のお気に入り』『聖なる鹿殺し』に続き3作目なんだけど、今回も変態監督っぷりを発揮。
SF×ゴシック×ファンタジー×コメディ×フェミニズムと一言では言い合わらせない風変わりでクセの強い作風で、めちゃくちゃ面白かった!
まぁちょっと性描写が多すぎる気はしたけどね。

これまでのイメージを一新する脱ぎっぷりがびっくりだったエマ・ストーン。
それだけじゃなく子供の脳を持つ大人の女性の成長を見事に演じていて凄かった。
それからマーク・ラファロのダメ男っぷりも最高。
後半、情けなさすぎて笑えるしなんか可愛くもあった。
前々から憎めないダメ男役をやってるラファロが好きだったのでこれすっごいツボだったな。
ベラの"父"ゴッド役ウィレム・デフォーもマッドサイエンティストっぷりがハマっててすっごく良かったよ。

そして美術と衣装と音楽も見事に物語に調和してて素晴らしい。
全てにおいてファンタスティックでグロテスクで美しくて目が離せない作品でした。





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映画『レザボア・ドッグス』(1992年アメリカ) [映画]

原題:Reservoir Dogs

クエンティン・タランティーノの記念すべき長編監督第1作。
30年ぶりの劇場公開ってことで見に行ってきた。

久しぶりに見たけどやっぱり面白い!
冒頭のダイナーでのくだらない会話から、黒スーツを着た男たちが並んで歩くシーンの鮮烈さ。
音楽の使い方もめちゃくちゃカッコよくて一気に引き込まれる。

オレンジが撃たれて血まみれ瀕死になってるのとか、警官が耳切られるのとか最初に見た時はバイオレンスな部分が印象に残ったのだけど、今見ると意外と会話劇がメインな印象。

裏切り者は誰なのか?
回想シーンを織り交ぜた構成も見事だし、男同士の熱い絆も最高。
結末知ってるのに最後まで緊迫感あって見ごたえあったよ。

それにしても若い頃のティム・ロス(オレンジ役)めっちゃ美しいな。
ハーヴェイ・カイテルも渋くてカッコイイ。
そしてピンク役スティーブ・ブシェミのキャラも大好きだ。

久しぶりに劇場で見ることが出来て良かったよ。

↓入場特典でポストカード貰った♪
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映画『ファースト・カウ』(2020年アメリカ) [映画]

原題:First Cow

インディペンデント映画界で高く評価されるケリー・ライカートによるヒューマンドラマ。
ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズが出演。
西部開拓時代のオレゴンでアメリカンドリームを求めて移住した料理人クッキーと中国人移民キング・ルーは意気投合しある計画を思いつく...

1月初めに見た今年の初映画。
ケリー・ライカート作品は初めて。
ゆったりとした空気感と美しいアメリカの原風景に癒される。
それでいて中盤辺りからハラハラする部分もあり面白かった。
そして意外な組み合わせの男同士の友情物語にもグッと来たなぁ。

主役のジョン・マガロ、ちょこちょこ気になる作品に出てるんだよねー
もうすぐ公開の『パストライブス』にも出てるらしいので楽しみ。
トビー・ジョーンズも印象的な良いキャラだった。
それから『キラーズ・オブ~』のリリー・グラッドストーンも出てた。
ケリー・ライカート監督の他の作品にも出てるらしいので機会があれば見てみよう。





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映画『欲望の翼』(1990年香港) [映画]

原題:阿飛正傅 / DAYS OF BEING WILD

これが2023年の映画納めとなりました。

日本での上映権が消失する直前の2005年に劇場で見て以来、3度目の劇場での鑑賞。
数年前にリマスター版が公開され、さらに今回4Kレストア版で上映ってことだったけど、私が行った劇場では残念ながら2K上映でした。
それでも大好きな作品なのでめっちゃ久しぶりに劇場で見ることが出来て良かった。

ウォン・カーウァイ監督が60年代の香港の若者達を描いた青春群像劇。

じっとりとした香港の空気が伝わってくるような映像とラテン・ミュージックにのせて描かれる男女のすれ違いの物語。
気怠く甘美な雰囲気に満ちていて、ストーリーはあってないような物だけどなぜかめちゃ魅力的なんだよね。

そしてとんでもなくキザなセリフがハマってしまうレスリー・チャンの色気がヤバい!
ダンスシーンめちゃくちゃ好きだ。
ヨディは客観的に見ると身勝手なダメ男なんだけど、どこか寂し気な所に女は惹かれちゃうのだよね。

その他マギー・チャン、アンディ・ラウ、カリーナ・ラウという香港オールスターなキャスティングも最高。
そしてなぜかラスト急に出てくるトニー・レオン!
意味不明で最初に見た時なんだこれ?って思ってしまった。
でも身支度整えてるだけなのにめっちゃかっこよくてステキなので今思うとお得だよね。


欲望の翼

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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023年アメリカ) [映画]

原題:Wonka

ロアルト・ダールによる児童小説「チョコレート工場の秘密」に登場する工場長ウィリー・ウォンカの若き日の物語。
監督は『パディントン』のポール・キング、ウォンカ役にティモシー・シャラメ。

ティム・バートン版のチャリチョコではなく原作の前日譚であることと、けっこうしっかりミュージカル映画ってことを踏まえて見たほうが良いかも。
毒気たっぷりだったバートン版を期待すると少し物足りなく感じるかもだけど、ポップでドリーミーでハッピーな作品になってて気軽に見るにはちょうど良い作品だった。

主演のシャラメはキラキラしてて、歌声も透明感あってこの役にぴったり。
ヒュー・グラントのウンパルンパも可愛かった。

あと音楽手掛けてるのがニール・ハノン(ディヴァイン・コメディ)で嬉しい。
めっちゃニール・ハノンらしい素敵な曲ばかりで、それだけでも劇場まで足を運んで良かったと思えたわ。


Wonka (Original Soundtrack)

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映画『ゴーストワールド』(2001年アメリカ) [映画]

原題:GHOST WORLD

最初に日本で上映された時に劇場で見て以来のお気に入り映画。
昨年リバイバル上映されてたので久々に見てきた。
20年たっても全然色褪せてないし、今でも最高の作品だったよ。
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ダニエル・クロウズの同名コミックをテリー・ツワイゴフが映画化。
出演は『アメリカン・ビューティ』のソーラ・バーチと『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン。

世の中に対し斜に構え、周りの人たちを皮肉な目で見るイーニドとレベッカの二人。
同級生の女の子たちをバカにしたり、友達のジョシュをからかったり、新聞の出会い広告欄に載っていたイタい中年男シーモアをおちょくってみたり。
ポップかつユーモラスに描かれているものの、今見ると若さゆえの痛々しさがめっちゃ刺さる。

それでもみんな最終的にはレベッカのように世間と折り合いをつけたりしてなんとかやっていくんだよね。
でもイーニドはわがままで不器用でそれさえ出来ないし、掴みかけた希望も簡単に手を離れていく。
だからこそさらに周りに毒ばかり吐き続ける。
そんなイーニドのダメさに当時はとにかく共感してた思い出。(今でも分かる部分はある)
最後の旅立ちには絶望しか見えなくってめちゃくちゃ切なくなってしまったよ。

それからブシェミ演じる中年男もとても良いキャラなんだよね。
今見るとこっちのほうに共感出来てしまう。
趣味に生き、何とか世間とも折り合いをつけていたのに、イーニドが現れたことでそれが全部壊されてしまうなんて、ちょっと可哀相だ。

イーニド役のゾーラ・バーチもレベッカ役のスカーレット・ヨハンソンも初々しくてカワイイ。
ジョシュ役のブラッド・レンフロはこの数年後に若くして亡くなっちゃったんだよね。。
あとスティーブ・ブシェミが当時の印象より全然キモく感じなかったのは自分が年取ったからなのかしら。


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映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年アメリカ) [映画]

原題:Killers of the Flower Moon

マーティン・スコセッシ監督が実話をもとに、1920年代のオクラホマ州オーセージ郡で起きた先住民族の連続殺人を描いたサスペンスドラマ。
レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ共演。

石油利権と先住民族への差別から起きた凄惨な事件を加害者視点でじっくりと描いたこの作品。
人間の醜さや愚かさをこれでもかと見せつけられてシンドイけど目が離せない。
加害者視点で描かれてるからこそ、その恐ろしさがより際立ってるように思う。
とにかく濃密で見ごたえあって後からこれ206分もあったのかと思うぐらい長さを感じなかったよ。

ディカプリオ、ちゃんとしたらイケメンなはずなのに愚かで哀れな人間を演じるのがうますぎる。
若い頃も好きだったけど、今のディカプリオの方がさらに好き。
善人面した悪人を演じるデ・ニーロもハマり過ぎで最高。
そしてディカプリオの妻で先住民族のモリーを演じたリリー・グラッドストーンの凛とした眼差しも印象的で素晴らしかったな。


キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

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NTLive『善き人』 [映画]

原題:National Theatre Live: Good

『ベスト・オブ・エネミーズ』に続きナショナルシアターライブ見てきた。
映画化もされてるC・P・テイラーの戯曲をドミニク・クックの演出で舞台化した作品。
ナチスが台頭するドイツで善良で知的な教授ジョン・ハルタ―は徐々にナチスへと取り込まれていき...
主演は「ドクター・フー」や「グッド・オーメンズのデヴィッド・テナント。

第二次大戦、ドイツ、ナチスとくれば見る前から重い作品だとはわかってたけど、思ってた以上に考えさせられる作品だったなぁ。

家族思いで善良な普通の人だったはずが、流されるままにナチスに取り込まれて身動きできなくなってしまう。
これって主人公がその時その時の行動は自分にとって良い事だ正しい事だと信じてるのがリアルだし、そしてこういう状況に陥ったら誰でも同じようなになる可能性があるってのがまたとても怖くて恐ろしかった。

ほぼ出ずっぱりな上に凄いセリフ量のテナントさんの演技は圧巻!
主人公以外の役を2人の俳優さんが役を変えながら演じてるのも凄かった。
めっちゃミニマルで無機質な舞台セットなのもシリアスな内容をより際立たせて効果的だったよ。

↓ヴィゴ・モーテンセン主演の映画版も見てみたい。

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