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映画『オペレーション・ミンスミート~ナチを欺いた死体』(2021年イギリス) [映画]

原題:Operation Mincemeat

『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督が第2次世界大戦下で実行されたある作戦の行方を実話に基づき描いたサスペンス映画。
コリン・ファース、マシュー・マクファディン、ケリー・マクドナルド共演。

ミンスミート作戦は第二次大戦中にイギリス軍がドイツ側に嘘の計画を信じ込ませる為、死体に偽文書を持たせ海に沈めたという奇策。
その奇想天外な作戦を実行するため、緻密な計画が作り上げられていく。

思ったより緊張感は無かったけど、死体に新たな人生を作り上げていくところとか面白かったし、終盤、死体がスペインにたどり着いてからのスパイの情報戦って感じの部分も楽しめた。
ただ仲間内でのロマンスとかはあんまりいらなかったかな。
ちょっとごちゃこちゃしすぎてて全体的に散漫になっちゃった印象でした。

あと作家のイアン・フレミングが諜報部員で登場し、ゴドフリー提督が"M"って呼ばれてたり、"Q支部"が出てきたり、スパイ道具っぽいものが出てきたりと「007」に繋がってるのが面白い。

主演のコリン・ファースは流石にちょい老けたけど軍服が似合ってて良かったなぁ。
W主演的役だったマシュー・マクファディンは演技の幅広いよね~こういうちょい不器用なキャラもめっちゃ似合う。
そんでこの二人と言えば「高慢と偏見(プライドと偏見)」のダーシーで、なんか共演が嬉しいよ。

その他「ダウントン・アビー」のペネロープ・ウィルトンに、色んなドラマに出てるアレックス・ジェニングスやマーク・ボナー、さらにコリンの弟役がマーク・ゲイティスだったりイギリスドラマ好きとしては嬉しい配役。
そしてこの作品が昨年亡くなったポール・リッターの遺作になるのだよね。
検死官役で出演時間はそれほど多くないけど良いキャラだった。
エンドロール最後に追悼クレジットが出てきてちょっと悲しくなっちゃったよ。。




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