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TVで観た映画メモ~2021年春その2 [映画]

明日はアカデミー賞授賞式ってことで、NetflixやAmazonで見た関連作の感想。

「The Trial of the Chicago 7/シカゴ7裁判」
Netflix作品で作品賞等6部門ノミネート。
1967年シカゴで開かれた民主党全国大会でデモが激化し、その首謀者とみなされた7人の男(シカゴセブン)が裁判にかけられたという実話をもとにした話。
監督はアーロン・ソーキン。
事前に時代背景とか予習してから見たほうが良かったかもな。
最初なかなか入り込めず途中一時停止して背景とか調べてしまった。
でもそれからはなかなか楽しめた。
笑えるとこも結構あったし、ラストも良かった。
豪華なキャストの中では弁護士役のマーク・ライランスがイイ!
あと判事役のフランク・ランジェラも嫌な奴をめっちゃ嫌な感じに演じていて印象的だったなぁ。

「Mank/マンク」
これもNetflixで作品賞等最多10部門にノミネートされてる。
デビッド・フィンチャー監督が「市民ケーン」の脚本を手掛けた"マンク"ことハーマン・J・マンキーウィッツに光を当てた作品。
大前提として「市民ケーン」があるんだけど、大昔に見た事はあるものの当時としては凄い作品だったんだろうけど…って感じだった私にはこの作品もあんまりピンとこなかったなぁ。
2時間を超える長尺の割には退屈さは感じなかったけど、でも何か物足りない。
当時のハリウッドの雰囲気は楽しめたし、マンクとハーストの愛人マリオンとのやり取り、そして演じるゲイリー・オールドマンとアマンダ・セイフライドの演技は印象的で良かったんだけどね。

「Ma Rainey's Black Bottom/マ・レイニーのブラックボトム」
これまたNetflix。こちらは作品賞にはノミネートされておらず、演技賞等5部門ノミネート。
1920年代のシカゴを舞台に"ブルースの母"と言われる実在の歌手マ・レイニーと彼女を取り巻く人々を描いた作品。
もともと舞台劇だったものを映画化してるんだね。
これの前に見た「あの夜、マイアミで」と同じく、ほぼワンシチュエーションの会話劇なので、映画としてはもうちょっと工夫がほしかったかな。
でも昨年亡くなったチャドウィック・​ボーズマンの熱演が素晴らしかったし、ヴィオラ・デイヴィスが貫禄たっぷりの濃いキャラでめっちゃ印象的だったよ。

「Sound of Metal/サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」
最後はAmazonオリジナル作品で作品賞等6部門ノミネート。
これは良作だった。
突然聴覚を失ったミュージシャンの葛藤を描いた作品。
支援施設で障害と向き合いながらも、過去の生活に戻ることを諦めきれない主人公ルーベン。
彼の葛藤と選択がリアルに描かれていてめっちゃ感情移入して見てしまったよ。
そして聴覚を失うということを疑似体験させる音の描写が秀逸。
主人公ルーベン役は「ナイト・オブ・キリング」のリズ・アーメットで、今回もスバラシイ演技を見せてくれます。
ルーベンをサポートする施設長ジョー役のポール・レイシーもすっごく印象的。
あと恋人役が「ベイツ・モーテル」のエマ役オリヴィア・クックだったよ~
今回はメタルバンドのヴォーカル役でドラマとは全然イメージ違っててびっくりでした。


明日の授賞式、コロナ禍ってことで地味な賞になりそうだし、ノミネートされてる作品も全体的に地味なのでいまいちワクワク感はないけど、映画好きとしては何が選ばれるのかやっぱり気になるよ。
「ノマドランド」が有力っぽい(実際良い映画だった)けど、「サウンド・オブ・メタル」がけっこう気に入ってるので何か賞にからんでくれると嬉しいな。
あと作品賞等ノミネートされてるキャリー・マリガン主演の「プロミシング・ヤング・ウーマン」がめっちゃ見たいんだけど、公開が夏ってのはちょっと遅いよねぇ。

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