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映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005年アメリカ=イギリス) [映画]

原題:THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY

世界で1500万部の売り上げを誇るダグラス・アダムスのカルトSF小説の映画化。

この小説のことはまったく知らなかったけど、監督がblurの“coffee&tv”のPVを手がけたガース・ジェニングスだし、radioheadの“Paranoid Android”はこの作品に出てくるロボット・マーヴィンのことを歌ってるらしいしで、ちょっと気になったので見てみました。

いきなり銀河バイパス建設のためにあっけなく爆破されちゃう地球。
なぜだか冴えない英国人アーサー・デントだけが生き延びることになり...

ちょっと変わったSFコメディです。
字幕だと理解しずらい部分もあったし、いろいろ詰め込みすぎって感じもあって、最初はいまいちノリについていけなかったかな。
でも見ているうちに徐々にツボにはまってきて、最後にはかなり気に入ってしまいました。
アホっぽくてシニカルでブラックでなんか少し哲学的な要素まであったりするんだけど…でもやっぱり最終的にはアホだっていうね。
それを生真面目にやっちゃってるのが面白かった。
異性人のキャラクターとかめっちゃ変わってるし、CGの使い方とか細かいところも凝ってて良い。
一瞬だけどいきなり登場人物がニット人形になるところがなんか好きだったな。

主役のアーサー・デントを演じてるのはドラマ「the office」のティム役マーティン・フリーマン。
いかにも冴えない英国人って役がハマってる。
彼の友人フォード役のモス・デフや怪しげな銀河系大統領役サム・ロックウェルも良かったし、その他ジョン・マルコビッチやビル・ナイなんかもちょこっと出ていたりとなかなか豪華なキャスティングでした。

そしてなんといってもいつも絶望してる“Paranoid Android”マーヴィンが最高!!
あの丸っこい造形がなんとも愛らしい。
で、ちょっとうつむき加減で、アラン・リックマンの渋い声で、超後ろむきな発言ばかりするのが面白すぎます!

そして冒頭とラストにかかるイルカの歌も面白かった。
ラストの方はニール・ハノン(元Divine Comedy)が歌ってて、それもちょっと嬉しかったな。

ただアメリカ的な分かりやすい笑いが好きな人には合わないかも。
言語の壁もあるので、好き嫌いはものすごく分かれる作品だと思います。

原作も読んでみたいなぁ。。


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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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