SSブログ

海外ドラマ「Succession/サクセッション シーズン4(ファイナル)」 [米ドラマ&TV]

世界的なメディア企業を経営する一族の継承者争いを描いたドラマのファイナルシーズン。

S3ラストでケンダル、ローマン、シヴの兄妹が団結したように見えて、ちょっとづつほころびが出てくる今シーズン。

まずはとにかく第3話が衝撃的すぎた!
いつかは来ると思ってたけどあんな形で迎えるとは予想外。
突然のローガンの死に対する子供たちや重役たちの反応と混乱がめっちゃリアルで見入ってしまう。
そしてその後のマットソン再登場エピで状況はさらに混沌としていく。
ロイ家の面々も相当クセが強くて嫌な奴らなんだけど、マットソンってさらにヤバい感じがするんだよね。(血を送るエピはアレクサンダー・スカルスガルドの出演作「トゥルーブラッド」からだよね)
そんなマットソンとの腹の探り合いがめっちゃくちゃ面白い。
第5話終盤でローマンがぶち切れるとこ最高だったな。

それから第7話のシヴとトムの言い争いがめちゃんこキツかった。
映画「マリッジ・ストーリー」を思い起こさせる、互いを徹底的に傷つけるだけの残酷な言葉のバトル。
ずっとこの二人の歪んだ関係を見てるからこうなるのは織り込み済みではあるけどやっぱ悲しい。

続く第8話の選挙回はメディアが国の運命を左右するという笑えない現実を描くとともに、兄妹それぞれの思惑や対立が浮かびあがっくる構図がめっちゃ見ごたえあり。
緊張感たっぷりの話の中"わさび"の件はちょい息抜きになった。(アダム・ゴドリーさんの細かい演技が笑える)

そして9話はローガンの葬儀回。
スピーチから兄妹それぞれ形は違えど憎みながらも愛していた父親への思いが溢れだしていて切ない。
特に泣きじゃくることしかできないローマンの不甲斐なさと無力感が刺さる。
逆にケンダルは自信をつけ覚醒したかに思えたんだけどね...

ついに迎える最終話。
ケンダルをCEOとし権力を勝ち取ろうとする3兄妹。
キッチンでの子供の頃に戻ったような微笑ましいやり取りの後に待ち受けていたのは…
シヴの土壇場で心変わりからの兄弟喧嘩はシリアスなんだけどなんか笑ってしまった。
ローマンの「俺たちはクソ」って言葉、これがすべてだよね。
そして王の座についたのがトムってのも皮肉だ。

すべてが終わった後、スッキリとした顔をするローマンとは対照的な魂抜けたケンダルの表情。
結局ケンダルはケンダルだったっていう納得な終わり方。
めちゃくちゃ完成度及び満足度の高いファイナルだった。

それからもちろん出演者の演技もこれまで以上に素晴らしかった!!
ジェレミー・ストロング、キーラン・カルキン、サラ・スヌークにマシュー・マクファディンなどなど、みんなにエミー賞上げたいぐらいだ。(私の一押しはキーラン・カルキン!)

シーズン1

シーズン2

シーズン3

にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

Succession: The Complete Third Season [DVD]

Succession: The Complete Third Season [DVD]

  • 出版社/メーカー: HBO Home Video
  • 発売日: 2022/05/17
  • メディア: DVD



nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。