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映画『フルートベール駅で』(2013年アメリカ) [映画]

原題:FRUITVALE STATION

2009年1月1日、22歳の黒人青年が警察官に銃で撃たれて死亡した事件を基に映画化。
サンダンス映画祭で作品賞&監督賞をダブル受賞しています。
監督はこれが長編デビュー作となる27歳のライアン・クーグラー。
マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサー共演。

『それでも夜は明ける』を見た後にこれを見ると、まだまだ夜は明けてないんだとつくづく思う。

黒人青年オスカー・グラントの人生最後の日となってしまった大晦日の一日を淡々と描いてあります。

元麻薬の売人で刑務所に入ったこともあるオスカー。
決して品行方正な青年って訳ではないけれど、まだ若く、恋人や娘もいて、未来も希望もあったんだよ。
それがこんな風に命を奪われてしまうなんて理不尽で仕方がない。
もしオスカーが白人だったらこんな事件は起こらなかったんではって思えてしまうのもやりきれなかったです。

映画作品としては、変に感情的にならず、誠実に作ってあるところが好感持てる。
そしてマイケル役マイケル・B・ジョーダンの自然で共感持てる演技が良かった。
息子を失う母親の哀しみや気丈さを体現したオクタヴィア・スペンサーの演技も素晴らしかったです。

悲しい作品だけれど、沢山の人に見てほしい作品だな。


フルートベール駅で [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD



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