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映画『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013年アメリカ) [映画]

原題:DALLAS BUYERS CLUB

HIV患者がより有効な治療薬を入手できるように奔走した実在のカウボーイの半生を映画化。
監督はジャン=マルク・ヴァレ、主演のマシュー・マコノヒーと助演のジャレッド・レトがアカデミー賞を受賞しています。

HIVで余命宣告を受けたロン。
仲間にはゲイだと差別され(元々ロン自身も差別していた)、病気は刻々と自身の体を蝕んでいく。
そんな絶望的な状況の中でも生きるために必死の執念を見せるところが凄い。
HIVについて徹底的に調べ、メキシコに渡り、有効だといわれる薬を密輸し、ドラッグをやめて健康的な生活を送る。
気づけば余命の30日はとうに過ぎていた。
そして最初は自分のためだったその行動が徐々に他人のためになっていく。
女と酒とドラッグに溺れていたどうしようもない男が変わっていく姿にグッときます。

そして、この作品のもう一つの見どころがトランスジェンダーでHIV患者のレイヨンとの関係。
ゲイを差別していたロンが自身も差別される側になったことでレイヨンの痛みを知る。
最初はビジネスパートナーだった2人に徐々に友情(レイヨンには愛情もあったかな)が築かれていくところが凄く良かったです。
スーパーマーケットでの握手のシーンが印象的だったな。

それにしてもロン役のマコノヒーと、レイヨン役のレトーの成り切り演技はすごい!
2人とも体重を減らしての熱演でめちゃくちゃ見ごたえありました。
特に愛らしくて切なくて繊細なレトの演技から目が離せなかったです。


ダラス・バイヤーズクラブ [Blu-ray]

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