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「エムズワース卿の受難録」P・G・ウッドハウス選集2 [本&音楽]

P・G・ウッドハウス選集の第二弾。
第一弾「ジーヴスの事件簿」読んだあと、速攻買っちゃいました~

装丁が今回もまためちゃくちゃ可愛い☆
そして中身は「ジーヴズ~」以上に好きかも!
ジーヴズのような存在がいないだけに、どう転ぶか分からないオモシロさがあります。

ふわふわ、ぼーっと日々を暮らす“綿菓子のような頭脳の持ち主”エムズワース卿。
ブタちゃんや南瓜や花のこととなると我を忘れちゃう、天然っぷりが面白すぎ!
そして、意外とやり手な息子のフレディ、時々面白い行動をとってくれる執事のビーチ、そして強烈すぎる姉妹や姪たちなど、脇もクセ物ぞろい。
彼らの繰り広げるゆる~い騒動の数々がなんとも楽しい。

特にお気に入りは「ブランディングズ城を襲う無法の嵐」
これがめっちゃ笑える~
バカバカしくも可笑しすぎるケッサクです!!

「豚、よォほほほほーいー」なんかもベタだけど笑えるし、「伯爵とガールフレンド」はとっても素敵な話だったし、「セールスマンの誕生」にはニヤッとさせられたし、どれもいろいろ楽しめます。
あとエムズワース卿が登場しないのがちょっと残念だけど「フレディの航海日記」も好き。
これがなかなか良く出来た話(群像劇って感じ)でラストの決着のさせ方とか見事です!

その他、オマケも付いててさらに楽しめます。
解説に『銀河ヒッチハイク・ガイド』のダグラス・アダムスもウッドハウスのファンだったって書いてあって、なるほど~って思っちゃいました。
あと付録としてアントニイ・バークリーによるウッドハウス風の文体で書かれたホームズのパロディなんてのが収録されてるのも嬉しい。

第三弾出るまで(いつ出るんだろ??)、もう一回「ジーヴズ~」と「エムズワース卿~」を読み返しちゃお♪


エムズワース卿の受難録 (P・G・ウッドハウス選集 2)

エムズワース卿の受難録 (P・G・ウッドハウス選集 2)

  • 作者: P.G. ウッドハウス
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本



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