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映画『天使が隣で眠る夜』(1994年フランス) [映画]

原題:REGARDE LES HOMMES TOMBER / COMING TO TERMS WITH THE DEAD

『リード・マイ・リップス』のジャック・オディアール監督の長編デビュー作。
第47回カンヌ映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞しています。
原作はテリー・ホワイトの「真夜中の相棒」という小説です。

◎ストーリー◎
初老のセールスマン、シモンはある日張り込み中の若い刑事ミッキーと知り合うが、彼は何者かに撃たれ昏睡状態になってしまう。
警察は頼りにならず、シモンはその真相を追って旅に出る。
一方、老賭博氏のマルクスはひょんなことから無邪気な青年ジョニーと出会い、つきまとわれる内に行動を共にすることに。
やがて二つの物語が交差して...

◎感想◎
ある事件を軸にして男同士の友情なのか愛情なのか微妙で不思議な関係が描かれている。

ストーリーも映像も暗いんだけど、でもどこかユーモラスな感じもある。
無邪気な青年ジョニーの存在が効いてるんだなぁ。
マルクスを見つめる小犬のような目がとても切ない。。
行動も犬みたいで可愛くて抱きしめたくなっちゃいます。
演じているのは『アメリ』にも出ているマチュー・カソヴィッツ。
ピュアで繊細な演技が素晴らしすぎます!

そしてこのジョニーに振り回される2人のオヤジたちがまた良い。
ジャン=ルイ・トランティニャン演じるマルクスは渋くてカッコいいし、ジャン・ヤンヌ演じるシモンの疲れて寂しげな雰囲気もいい感じ。

シモンとミッキーの話とジョニーとマルクスの話を時間軸をずらしながら交互に進んでいくという構成も巧いんだなぁ。
最初は少し戸惑うけど、これ普通の時間軸で描いていたらそんなに面白く無かったかも。

この作品の雰囲気やっぱり凄く好きだな。。


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