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怒涛の6月 [雑記]

6月に入ってから家族の事で色々あってブログを書けなかったんだけど、ようやく落ち着いてきたので久々に更新。

何があったかというと、父を施設に入れることになりました。

ことの始まりはコロナが流行る1年ほど前。
その少し前からなんだか怒りっぽかったり、忘れっぽかったり、ボーっとしてることが多かったり、後から考えると兆候はあったんだよね。
ただ年齢的なものかと思いそこまで気にかけてはいなかった。
だけど、ある日、父が遠方の友人に会うため一人で電車に乗って出かけた時に途中で自分がどこにいるのか分からなくなりパニック状態で電話をかけてきたのだ。
これには私も母も流石にオカシイって気づき、本人も前から変だという自覚があったようで、翌日母が父を脳内科に連れていき検査ののちアルツハイマー型認知症と診断されました。

初期はまだ物忘れがひどかったりするぐらい。
ただそれゆえ、車を手放してもらうのは少し大変だった。
週一ぐらいだけど一人で運転して出かけちゃうもんだから私も母もそのたびにハラハラ。
何度かの説得、そして母と大喧嘩になった後、自分から車を手放すことにOKしてくれてホッとした。

その後コロナ禍の間に症状は少しづつ進行。
無くしものや物忘れはもちろん、日にちや時間、季節が分からなくなっていき(夏でもめっちゃ厚着)、徐々に一人にしておけなくなり母の負担が増えてきた。
なのでデイサービスに行ってもらおうと1年ちょっと前に介護認定を受け要介護1に。
ただ元々社交的ではないタイプの父、普通のデイサービスは断固拒否され、ケアマネさんの提案でフィットネスジムっぽい半日デイサービスを紹介してもらい、これも最初は嫌がったけど母がなんとか説得して通ってもらうことになりました。

でも要介護2となった今年初めぐらいからさらに問題行動が増えてきた。
服の着方も分からなくなり、便秘とか頻尿とか排泄関係の問題から不機嫌になる日も増えてきた。
一度は日中怒って出て行ったまま行方不明になったので警察に連絡したことも。
(結局近所の人が奇跡的に見つけてくれたんだけど、けっこう遠くまで歩いて行っててびっくり)
このあたりでけっこう限界に近かったんだけど認知症の症状は起伏があり、めっちゃ穏やかで優しかったりする日もあるので、決断するのがなかなかムツカシイ。
だけど今月に入り、全然寝てくれず夜中に起こされ、しょっちゅう外に出ていこうとし引き止めると怒る父に対し母がついに限界に。
私もこれはもう無理でしょってことで背中を押し、母はいつか来る日に備え資料を取り寄せ一度見学しておいた有料老人ホームに申込み、ちょうど空きがあったのであっという間に入居が決まりました。
ただ父には事前に言っても結局忘れてしまう可能性があるので、入居当日に弟にも来てもらい3人で説得することに。(どう説得するかめっちゃ気が重かったよ。。)

当日はまず家族4人でお寿司を食べに行き、少しドライブしてから施設へと向かいました。
父はそこが何の場所かもわかってないようですんなりと中へ。
部屋に入り施設の担当の方にも協力してもらい、母の腰の具合が悪くて病院に行くからしばらくここで暮らしてっていう方向で話す。
すると拍子抜けするぐらいあっさり承諾してくれた。
でも施設から帰ろうとすると母の後をずっとついて離れず、やっぱちゃんと理解出来てないんだろうなぁ。。
結局弟がしばらく父を部屋に引き留めてくれて、なんとか父を施設に預けることができました。
その日から数日は夜寝ずに施設内を歩き回ってたらしいけど最近は部屋で多少は寝てくれるようになったみたい。
このまま落ち着いて施設に馴染んでくれたら良いんだけどな。

父はまだ70代と比較的若く、80代以上のほぼ女性しかいない施設に預けるのはちょっとかわいそうだとは思うけど、このままでは母も倒れかねなかったので仕方がない。
認知症って思った以上に厄介で、ある程度症状の進んだ人を家族ってだけの素人が介護するのは結局共倒れするだけ。
プロに任せるのが正解なのだと思う。

ってことで色々精神的にキツかったけど、一段落して良かった。
ようやく余裕が出来つつあるので、ブログもぼちぼち再開していこうと思います。


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