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秋の長崎&佐賀嬉野ひとり旅7~軍艦島ツアー後編 [2018長崎&佐賀]

船で高島を出てしばらくすると「中ノ島」という小さな島が見えてくる。
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こちらの島に軍艦島の住人用の火葬場と墓地が作られていたそう。
公園には桜が植えられていて春にはお花見の場所にもなってたらしい。

そして中ノ島の奥に「軍艦島」こと正式名称「端島」が見えてきました~
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元々の島の大きさは現在の3分の1ぐらいで、どんどん埋め立てされて今の形になったそう。
明治時代から昭和49年の閉山まで炭鉱の島として使われ、最盛期には5,000人以上がここで暮らしてたらしい。(世界一の人口密度だっただとか)
現在は誰も住んでおらず歴史的な廃墟の島に。
2015年には明治日本の産業革命遺産の一つとして世界遺産に認定されています。

船は左右向きを変えて何度か軍艦島の周りを回ってくれるので、どちら側の席でも大丈夫。
高島で模型を見てたときにガイドさんが軍艦島に近づくとみんな写真撮るのに夢中になっちゃうから、解説はここでしっかり聞いておいてって言ってたんだけど、まさにその通りだった。
全然解説が耳に入ってなくて、後で写真見ながら高島で聞いたことを思い出すって感じだったよ。

最初は天気が良すぎてめっちゃ逆光。
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見づらいけどこの建物の密集具合!そりゃここで5000人も暮らすにはこんな感じになるよね。
そしてこれが大海原にポツンと浮かんでるってのが凄い不思議な光景だ。

これは小中学校だったらしい建物。
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近くで見ると廃墟感がよくわかる。
暗いところで見たらちょっと怖いかも。

一旦船は島から離れ軍艦のように見える場所へとつれていってくれます。
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たしかに船に見えるねぇ。
ここから見る軍艦島はとっても美しかった~

ふたたび島に近づきゆっくりと周囲を回る。
この辺りはだいぶ緑が生い茂ってたなぁ。
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このままだと将来的に建物は朽ち、周囲は波で削られ、徐々に緑に覆われ、"軍艦島"ではなくなってしまうらしい。
こういう廃墟な建物を廃墟のまま保存するのってすごく難しそうだし、これからどうなるんだろうねぇ。

桟橋は台風の影響で手摺りが倒れてる。これのせいで上陸できなかったのだー
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この写真左上に突き出てる三角屋根の建物は「端島神社」の祠。
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軍艦島には学校、病院、理容室に映画館など娯楽施設等なんでもあったらしい。
さらにテレビや冷蔵庫等が普及したのもかなり早くて、住んでた人は意外と良い生活を送ってたっぽい。

全部で20分ぐらい軍艦島の周囲を廻ってツアー終了。
徐々に軍艦島から遠ざかって行きます。
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帰りは結構なスピードで戻るので髪ボサボサになって長崎港に到着しました。

船酔いが心配だったけど、外海に出ても海はめちゃくちゃ穏やかでまったく問題なかった。
上陸できないのは来る前から分かってたことだし(普段でも上陸率は7割ほど)、近くから見ることができただけでも満足でした。
でもいつか完全に上陸出来なくなる日が来るかもしれないし、できるだけ早めに再挑戦してみたいな。

秋の長崎&佐賀嬉野ひとり旅8~オランダ坂へ続く。

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