映画『マグノリア』（1999年アメリカ）

原題：MAGNOLIA

『ブギーナイツ』のポール・トーマス・アンダーソン監督による群像劇です。

◎ストーリー◎
死を間近にした大物テレビプロデューサー、彼が捨てた息子、彼の若い妻、看護人、癌を宣告されたクイズ番組の司会者、彼を憎む娘、彼女に一目ぼれする警官、番組に出ている天才少年、過去の栄光にしがみつく元天才少年．．．
偶然か必然か、サン・フェルナンド・ヴァレーのとある日、彼らの運命が不思議な糸で繋がって行く．．．

◎感想◎
３時間とすごく長いけど、あっという間に時間が過ぎて行く。
登場人物たちは誰もが悩みを抱えていて、苦しんだり怒ったり、そんな姿にすごく共感できました。
みんなが“wise up”口づさむシーンあたりでウルウル。
そしてその後の意外すぎる出来事！
最初、映画館で見たときはめっちゃ驚きました！
賛否両論みたいだけど、私はあれで良かったと思うな。
そしてラストシーンも素敵なんだなぁ。
うまく説明できないけど、見終わった後すごく良い映画を見たと思えた作品です。

出演者はジュリアン・ムーアやジョン・Ｃ・ライリー、ウィリアム・Ｈ・メイシーなど演技派ぞろい。
中でもフィリップ・シーモア・ホフマンが珍しく普通の良い人を演じていて印象的。
それからトム・クルーズが怪しげなセックス伝道師なんてこれまでに無い役をやってるのも見所です。

あと、音楽も良かったなぁ。
“wise up”をはじめ沢山のエイミー・マンの曲が効果的に使われています。
ラストの“save me”にじ～んときちゃいました。

Magnolia [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: New Line Home Video
• メディア: Blu-ray

タグ：アメリカ映画 ポール・トーマス・アンダーソン フィリップ・シーモア・ホフマン トム・クルーズ ジュリアン・ムーア