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映画『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012年デンマーク) [映画]

原題:EN KONGELIG AFFAERE / A ROYAL AFFAIR

18世紀のデンマーク王室で起きたスキャンダラスな史実を基にした作品。
監督はニコライ・アーセル、主演はマッツ・ミケルセン。

デンマーク製のデンマーク王室を舞台にした歴史物。
王妃と国王の侍医との不倫というドロドロした話だけど、その裏にあった政治的な部分も描かれていて面白かった。
理想を持った侍医のストールエンセが王に気に入られ、さらに王妃と恋愛関係になったことで、王を操り自らの理想を実現する改革を推し進めようとする。
ストールエンセの理想は正しかったのかもしれないけれど、ちょっとやり方を間違えちゃったよなぁって感じだったな。

ストールエンセ役のマッツ・ミケルセン(長髪が微妙)目当てで見に行ったんだけど、一番印象に残ったのは国王クリスチャン7世役の人(ミケル・ボー・フォルスガード)。
精神を病んでて登場時はただのアホにしか見えないんだけど、徐々に憎めなくなってくる演技が絶妙。
ベルリン映画祭で男優賞取ったのも納得でした。


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