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MANOR HOUSE(マナーハウス) ~英國発 貴族とメイドの90日~ [英ドラマ&TV]

ミステリチャンネルで放送してたイギリス・チャンネル4製作のリアリティ物。

エドワード朝時代のマナーハウス(貴族のお屋敷)の生活を再現。
一般応募で選ばれた人たちが、マナーハウスでご主人様と使用人というそれぞれの役割になりきり当時のルールで3ヶ月間生活するっていうもの。

まさに映画『ゴスフォード・パーク』や『日の名残り』の世界。
しかも当時の生活をただ再現するってだけじゃなく、徐々に時代の変化まで感じさせてくれるのが凄い!
単なるリアリティ物を超えた作品でめちゃくちゃ面白かった!!

使用人たちは休みもなく起きて寝るまで仕事に追われ、プライベートなんてほとんど無いという厳しく酷い生活。
一番下っ端のスカラリー・メイドは耐えられず次々辞めちゃうし、他の使用人たちもどんどん不満が爆発しお酒に走ったり、恋に走ったり。
でもご主人様たちは使用人たちがそんな状況だとはつゆ知らずに優雅な生活。
一家の主サー・ジョンはどんどん傲慢になってくし、夫人もどんどん馴染んでいく。
でも一方で夫人の妹は窮屈で自由のない生活に馴染めず一時屋敷を離れてしまったり。
執事はそんな使用人とご主人様との板ばさみになって苦しんだり。
現代の生活とはかけ離れた生活に当時以上にいろんなところでムリが出てくる。

そして最終回では、使用人たちの結束は強まり、ご主人様たちとの溝はさらに深くなる。
でも、それにご主人様たちは全然気づいてないっていう状況に。
そりゃこんな時代続くわけないって実感しちゃいます。

あと、この企画がこんなに面白くなったのは人選にもあるんだろうなぁって思う。
特に執事のミスター・エドガーなんてまさに執事にぴったりだよ~
下級使用人たちのどうしようもない行動に悩まされたり、ご主人様に冷たい目で見られてしょんぼりしたり。
だんだん可哀相になってきちゃいます。
でもこの人がいなかったら、あの屋敷はめちゃくちゃになってただろうなぁって思う。

それからフランス人シェフもめっちゃいいキャラ。
思いっきり変人なんだけど、料理の腕は最高。
当時の設備で当時の料理をまさに魔法のように作り出していく。
執事もだけど、しっかりプロフェッショナルだからこそ好感持てるんですよね。

ちょうどジーヴスの時代ともかぶるし、とても興味深くて面白かった!


MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日 【3枚組】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



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