原題:EVERY LITTLE STEP

ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」の再演前に行われた8ヶ月に渡る出演者オーディションに密着したドキュメンタリー。

「コーラスライン」のミュージカル自体は見たことないんだけれど、それでもこのドキュメンタリーは楽しめた。
みんなものすごくレベルが高くて見ごたえたっぷり。
そしてオーディション風景と平行して初演の頃の貴重な映像や出来上がるまでの経緯が語られる。
このミュージカルにかかわる様々な人たちの想い、オーディションに挑むダンサーたちの葛藤や熱意が伝わってきて、じんわり感動的でした。

特に印象的だったのはポール役に挑む青年のオーディションシーン。
演技とは思えないぐらいリアルに感じられるセリフで泣けました。

あとアメリカン・ダンスアイドルの振付師タイスがいた!
ちゃんと踊ってるのは初めて見る気がするけどめちゃくちゃ上手い~
そしてものすごい自信家でちょっと笑えた。
でも少しやりすぎだったみたいで、残ることはできなかったみたいでちょっぴり残念。

技術はもちろん、その役にあってるかどうかってことも大事なんだよね。
一見華やかに見えてもめちゃくちゃ厳しい世界なんだと再認識しました。