原題:THE GRAND BUDAPEST HOTEL

『ダージリン急行』や『ムーンライズ・キングダム』のウェス・アンダーソン監督作。
レイフ・ファインズ、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、ジュード・ロウ他出演。

1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルに伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hがいた。
究極のおもてなしを身上とし、宿泊するマダムたちの夜のお相手もこなしていた。
しかし、長年懇意にしていたマダムDが殺され、遺産争いに巻き込まれた彼の人生は一夜にして変わってしまう…

今までウェス監督作は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』以外あまり乗れなかったんだけど、これはけっこう良かったなぁ。

相変わらず細部までこだわりぬいた映像が超可愛くて素敵だし、ストーリーもコミカルかつちょっぴりサスペンス仕立てで面白かった。(ミステリを求めると肩透かしだとは思うけど)

そしてめちゃくちゃ豪華なキャスティングもイイ!
ウェス常連組もそれ以外も次々と知ってる俳優さんが登場して楽しかった。
主役グスタヴ・H役がレイフ・ファインズってのも新鮮で良かったなぁ。
ウェス監督作は初だし、マダムのお相手をするコンシェルジュって役柄も色気がありながらも上品な雰囲気のレイフに似合ってた。
それからグスタヴを追う殺し屋のウィレム・デフォーが見た目からして怖すぎ。
ティルダ・スウィントンは『スノーピアサー』に続きヘンテコな役だったな。
あと『つぐない』のシアーシャ・ローナンがすっかり美人さんに成長してたので、今後が楽しみ。

登場人物が多い分ややごちゃごちゃした感じもあったけど、コミカルかつテンポ良く語られるので最後まで楽しめました。
ただ、前作の犬に続き、今回は猫がひどい目にあわされるのは残念だったけどねー


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  • メディア: Blu-ray