原題:RUSH

1976年のF1世界選手権でのニキ・ラウダとジェームズ・ハントの壮絶なライバル関係を描いた伝記ドラマ。
監督はロン・ハワード、出演はダニエル・ブリュールとクリス・ヘムズワース。

F1にはまったく興味がないし、ラウダもハントも知らなかったけど、けっこう楽しめた。

2人の男のライバル関係をエピソードを積み重ねながら丁寧に描写してあって自然と物語に入り込める。
そしてレースシーンはダイナミックで見ごたえあり。
ロン・ハワードらしい正攻法で描いた人間ドラマ&アクションで久々に映画らしい映画を見たなぁって感じでした。

それにしても正反対な性格の二人がタイトルを争い、壮絶な事故が起き、豪雨の中の最終戦で決着がつく、こんなドラマチックな話が実話(もちろん脚色はされてるけど)だなんて凄いです。

それから、主役の2人の演技も素晴らしかった。
ダニエル・ブリュールは『グッバイ・レーニン!』からもう10年もたつんだねぇ。
冷静沈着で不屈の精神をもったニキ・ラウダを見事に演じています。
一方のクリス・ヘムズワースもプレイボーイでありながら繊細な面を持つハントをうまく表現していて思った以上に良かったです。


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