家浦港のあたりから"甲生(こう)地区"までは自転車で15分ぐらい。
とは言え坂の多い豊島、到着する直前までほぼ上り坂でめっちゃ大変。
でも景色はやっぱり素晴らしくて、少し霞んで遠くの島がふんわり浮かんでるように見えて素敵だったな。


山道を抜けると"甲生地区"と思われる集落が見えてきた。
この地区にある作品はたぶん2つだけ。
まずは塩田千春さんによる「遠い記憶」という作品。

古い公民館に古い扉などを使ったトンネルが設置されています。

タイムトンネルのようで、奥には緑の田んぼが見えて、なんだか昔懐かしい気持ちになる作品だったよ。

一方、建物内部にも展示らしきものが置かれてたんだけど、こちらはタイトル未定の新作でまだ進行途中らしいです。


続いて、こちらの金属製の細い鳥居の奥にあるのがスプツニ子!さんによる「豊島八百万ラボ」っていう作品。


神社がモチーフなので、絵馬を掛ける場所も用意されてた。(絵馬も受付で売ってる)


作品は古民家っぽい建物の中にあり、部屋が二つに仕切られていて片方では恋を題材にした映像作品が上映され、片方はこの映像作品に登場する主人公の研究室風になってる。
本物の蚕がいて、本物だっていう赤い繭も置かれてたよ。
受付にいたスタッフの外国人のお兄さんがいろいろ説明してくれて楽しかったわ。

八百万ラボを出たら、そろそろ整理券の時間があるので豊島美術館へ。
地図を見る限り家浦に戻らなくても、ぐるっと唐櫃の方へ抜けられそうだったので行ってみる。
道はほぼずーっと上り坂で気づけばけっこう高いところまで来ちゃってました。
電動自転車だからなんとかなったけど、普通の自転車なら絶対無理だね。

この辺りには広大なオリーブ畑があり、さらにその奥には瀬戸内の海や島々が見える。
めちゃくちゃ暑くてしんどかったけど、この景色を見たらちょっと元気が出てきたよ。
ここまで来たらあとはほとんど下り坂なので、一気に降りていく。
なんとか整理券の時間14:15ちょうどに豊島美術館へとたどり着きました。

瀬戸芸2019夏~豊島その4へ続く。


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