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海外ドラマメモ2020年秋~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

ドラマの感想がたまってきたので、まずはイギリスドラマ編。

「Father Brown/ブラウン神父 シーズン1~3」
AXNミステリーで放送してた時はイマイチ食指が動かずパスしてたんだけど、最近アマプラに入ってたから試しに見てみたらけっこう気に入った。
50分弱で1話完結ってのが気軽に見やすくて良いね。
チェスタトンの原作を何冊か学生時代に読んだことあるはずなんだけど、もうほとんど覚えてないなぁ。
ただブラウン神父は小柄なイメージだったんだけど、このドラマのブラウン神父はけっこうデカい。
その上、パッと見、犯罪者のほうが似合いそうなルックスでどうなんだろうって思ってたんだけど、見始めると、この神父さん、めっちゃチャーミングでどんどん愛着湧いてきちゃった。
あのでっかい図体で自転車をすっごい勢いでこぐ姿がけっこうツボだよ。
演じてるマーク・ウィリアムズさんってハリポタシリーズのロンのパパだったんだね。
あとブラウン神父のお世話係のマッカーシー夫人(帽子が毎回凝ってて素敵)、元泥棒だけど憎めないシド、リッチで奔放なレディ・フェリシアなど、脇役も魅力的。
舞台となってる50年代コッツウォルズの美しい景色や女性陣の華やかなドレスなんかも合わせて楽しめちゃいます。
現在シーズン3まで見終わったけど、シーズン7まではアマプラで見られるらしい。
この先何人かのメンバーが降板しちゃうらしいのはちょい残念だけど、続きをぼちぼち見ていこう。

「Vera/ヴェラ~信念の女警部 シーズン9」
ブレンダ・ブレシンが主人公の刑事ヴェラを演じるドラマシリーズ。
もう9シーズン目なんだねぇ。
ほんと安定して面白いし、ちょっと重めだけど、ある意味安心して見られる感じもあるからこんだけ続くのもわかるわ。
先シーズンはマーカスが戻ってきて嬉しかったんだけど、今シーズンはまた違う法医学者になってた。
「ゲースロ」「アフターライフ」「ザ・ストレンジャー」と最近この人(ポール・ケイ)よく見るなぁ。
内容的にはヴェラの亡くなった父親に関する過去の疑惑が持ち上がる最終話が特に印象的だったな。
あと第3話にゲストで「ダウントン・アビー」のバローさん(ロブ・ジェームズ=コリアー)が出てたよ!
けっこう有名俳優なのに序盤は出番少なめで逆に怪しいと思ったら案の定犯人役だったなぁ。

「Shetland/シェトランド 闇の経路」
「ヴェラ」と同じくアン・クリーヴス原作物の最新シリーズ。
日本ではシーズン4だけど本国ではシーズン5にあたる。
人身売買とかが絡む話でけっこう重めだし、6時間で一つの物語ってのはちょい長い。
最初のシーズンやヴェラみたいに2時間弱で一つの物語ってほうが好きなんだけどなぁ。
そしてペレスが人妻とイイ感じになっちゃうのがちょっと残念。(結局駄目になるんだけど)
トッシュがようやく幸せになれそうな気配が見えたのは良かったけどね。

「Young Wallander/新米刑事ヴァランダー」
モースに続き、今度はヴァランダーの新米時代のドラマがnetflixで配信されてたよ。
ヴァランダーは本国スウェーデン版は見たことがなく、ケネス・ブラナー主演の英国版しか見たことないんだけど、これはスウェーデン&イギリスの合作みたいだね。
ヴァランダーの若かりし頃を演じてる俳優さんはスウェーデン人らしい。
ただこれはモースと違って時代設定が現代なんだよねぇ。
なのでヴァランダーの若い頃とか言われても変な感じで、普通の北欧サスペンスな雰囲気。
内容的にも序盤は面白かったけど、中盤からだれるし微妙な出来で残念だったな。


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海外ドラマ「The Office/ジ・オフィス(UK版)」 [英ドラマ&TV]

アマプラで見つけて懐かしくなり久々に見てみた。

イギリスで2001年~2003年に放送されたコメディドラマで、日本では少し遅れて2005年頃にWOWOWで放送してたんだよね。
最初は独特なブラックさとシニカルさに戸惑ったけど、見ていくうちにけっこうハマってしまった。
スラウという郊外の町の製紙会社で働く人たちの密着取材って形のモキュメンタリーなコメディドラマっていうのも当時としては斬新で印象的だったんだよねぇ。

今回久々に見たけどやっぱクセが強いね。でも面白い。
特にリッキー・ジャーヴェイス演じる上司デイヴィッド・ブレントのキャラがヤバい。
ナチュラルにあらゆるものに差別的で、自意識過剰で、空気読めなくてとにかくウザくて痛い。
それなのに妙に気になる不思議。
今だったらNGなんじゃっていうギリギリ感がすごいし、それを笑いに消化してるのもスバラシイ。
リッキー・ジャーヴェイスは主役だけじゃなく脚本や監督もつとめててやっぱ凄い人だなぁ。
一番のお気に入りは研修がデヴィッドのコンサートみたくなるS1の第4話。
どんどんノリノリになってくとこや講師の人の唖然とした顔までめっちゃ笑えるよ!

それからギャレスとティムのやり取りもすっごい好き。
ティムがギャレスをからかうのがくだらなくも面白くて最高!
第1話のホッチキスのゼリー固めは15年前に見た時から忘れられないよ。

そして、ティムのドーンに対する思いがなかなか切ないんだよねぇ。
クリスマス・スペシャル、音楽の使い方も絶妙すぎてハッピーエンドってわかってるのにまた泣いちゃったよ。

それにしてもティム役のマーティン・フリーマン、めっちゃ若くてカワイイよ~
「sherlock」のワトソンとか今でも大活躍なマーティンだけど、私の中ではやっぱりティムが一番なんだよねぇ。
ギャレス役マッケンジー・クルックのちょい気持ち悪さも徐々にハマっちゃうよ。

あと、前々からスティーブ・カレル主演のアメリカリメイク版が気になってるんだけど、アマプラで配信してくれないかなぁ。





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海外ドラマ「Line of Duty/ライン・オブ・デューティ シーズン5」 [英ドラマ&TV]

イギリスBBC発の傑作クライムドラマ「Line of Duty Series 5」の感想。

Netflixから一時期全シーズン消えちゃって、少し前にS4までは復活したんだけどS5は消えたまま。
一応、消える前に最後まで見終わってはいたんだけど、感想書く前におさらいしたかったのになぁ。
権利を持つ会社が財政破綻したのが原因らしいんだけど、早く戻ってくれることを願うよ。
(9月になってS5復活してました~これでもう一回見られる!)

ドラッグを積んだ護送車が襲われる事件が発生し、内通者がいるのではってことでAC-12が登場。
その犯罪組織にジョン・コーベット巡査部長が潜入捜査していることが分かり…っていう展開。

相変わらず緊迫感たっぷりに進む物語。
今シーズン追い詰められるジョン・コーベットはリンジー・デントンだったりロズ・ハントリーだったりと違い、ちょっと気の毒で同情の余地のあるキャラだったから、いろいろモヤモヤしたなぁ。
スティーブン・グレアムがハマり役だっただけに途中でショッキングな殺され方しちゃったのは残念だった。

そして今シーズンはヘイスティングスが"H"ではと疑われる流れになっていく。
ヘイスティングスを追い詰めるカーマイケルがすっごい嫌な感じでねぇ。。
アンナ・マックスウェル・マーティンめっちゃ適役だったよ。
まぁ最後はアーノット&フレミングが真相を暴いてくれて良かったけど、ヘイスティングスの行動に突っ込みどころがいろいろあって完全にはすっきりしないまま。
結局"H"ってのはイニシャルじゃなく、キャディは4人いるってことだったようだしね。
そしてS1に出てきたムカつく子供、ライアンが何と警察学校に入学。
次シーズン、このモヤモヤをちゃんと回収してくれたら良いんだけどねぇ。

S6はコロナで撮影止まってるらしく、いつ見られるんだろうなぁ。

シーズン1&2

シーズン3

シーズン4





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海外ドラマ「Endeavour/刑事モース~オックスフォード事件簿~シーズン6」 [英ドラマ&TV]

Endeavour Series 6

WOWOWで春に前半2話が放送されて、後半は秋ぐらい?って思ってたら意外と早く放送してくれて良かった。

「第1話 case24 花飾りの少女」
今シーズン、カウリー署の閉鎖によりモースは制服警官になってます。
制服は良いとして、髭を生やしたルックスは似合ってなくてビミョーだ。
カウリー署のメンバーはみんなバラバラの部署に配属され、ファンシー殺害犯の追及も進まないまま。
モースは投げやりでなんとなく暗い感じで始まるシーズン6。
サーズデイも降格され、ボックス警部が仕切る刑事部へ。
偶然モースが行方不明の少女の遺体を発見したことから捜査にかかわっていくって言うかモースだからね、ほぼ勝手に一人で捜査して犯人突き止めるって感じかな。
メインストーリーはそれなりに面白かったけど、ボックスとその部下が嫌な感じなのがね。。
特にサーズデイに対する態度がムカつく。
次の話からはモースも刑事部に異動するようで、いろいろ心配
あと、ブライト警視正が交通課に異動になり、ペリカンCMでみんなにバカにされてるのが辛かったよ。

「第2話 case25 月の裏庭」
この話、モース役ショーン・エヴァンスが監督してるんだね。
モースは刑事部に配属されるも、ボックス達とは案の定上手くいかず、証拠品係として地下に追いやられちゃう。
そんな中、天文学者と同乗者の女性が亡くなる交通事故が起き、事件性があると見たモースとサーズデイが捜査を始めるという展開。
けっこう登場人物が多くてややこしいうえに、なんだか男女関係のドロドロした話だったなぁ。
それから「ダ・ヴィンチ」のリアリオ様(ブレイク・リットソン)がゲストだったよ!
怪しげなセラピスト役がめっちゃハマってた。
あとジョアンはちゃんとした仕事を見つけ落ち着いたけど、モースはそんなジョアンに突っかかったり、残念だけどこの二人はやっぱり上手くいかないんだろうな。

「第3話 case26 甘い罠」
シグトン・グリーンという小さな村が舞台。
ある事件をきっかけに、個人を中傷する匿名の手紙が村人たちに送り付けられていたことがわかり、徐々に意外な真相が浮かび上がる。
なかなか凝った展開の話で見ごたえあった。
そんでモースは捜査中に出会ったシングルマザーを口説いたりしてなんだか調子に乗ってるよ。
まぁ女運のないモースだから結局苦い結末が待ってるんだけど。
一方、警視正は奥さんに病気がみつかり、サーズデイは奥さんとの溝がますます深まった上にボックスからの怪しいお金を受け取ってしまう。。
なんだかいろいろショックな展開だったよ~

「第4話 case27 新世界の崩落」
図書館長の刺殺事件が起こりモースたちが捜査を進める中、クランマーハウスという高層マンションの倒壊事故が起きる。
無関係に見えた二つの事件が徐々につながり、さらにファンシー殺しの件にもつながっていく。
真相を突き止めようとするモースたちは圧力をかけられ脅され追い詰められていく嫌な展開。
そんな中、マックスが拉致され、モースたちは黒幕と対峙することになる。
黒幕、ボックスかと思いきや、部下のジャーゴのほうだったのね。
ファンシーを撃ったのもコイツだったなんて。。
たしかにボックスはなんか意外と気が弱そうな感じだったからね。
でも、ボックス最後にちょっとだけ頑張って、ジャーゴと相撃ちしモースたちを救う。
かなり盛りだくさんの最終話だったけど、カウリー署の面々がそろって再出発できそうでめっちゃホッとした。
あと一時心配だったサーズデイがぎりぎり踏みとどまってくれたのが良かったな。
それから警視正、事故対応にあたる姿がめっちゃ頼もしくてカッコよかった!そんでペリカンCMがあんな風に警視正を救うことになるとは思わなかったよ。
そしてモースはちょっとづつ性格が老モースに近づいて行ってる感じ。(服装も老モースっぽくなってきた)
最後にはモースの家が出てきたし、この先もいろいろ楽しみだな。

シーズン1

シーズン2

シーズン3

シーズン4

シーズン5

主任警部モース&ルイス警部


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海外ドラマメモ2020年夏~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

まだまだコロナは収まりそうにないねぇ。
こんな状態なので土日のお休みは絶賛引きこもり中。
海外ドラマ鑑賞がめっちゃ捗るよってことで見終わったドラマの感想をあげときます。

「The Stranger/ザ・ストレンジャー」
Netflixにあったイギリスドラマ。
見知らぬ女から妻の秘密を聞かされた主人公が真実を求めて奔走するうちに不可解な事件に巻き込まれていく。。
原作はハーラン・コーベンで、以前見た「THE FIVE」「SAFE」もこの人が原作なんだね。
アメリカの作家なのにどれもなぜか英国の郊外が舞台で、平凡で幸せな生活が崩れていく系の話だったんだけど、これも同じくって感じ。
序盤からかなり謎めいた展開でテンポもよくスピード感あって一気に引き込まれていく。
ただオチは微妙だしけっこう後味悪い。
伏線もほぼなくいきなり隣人が犯人って言われてもだしね。
そんでカッツに全部罪を押し付けるのはムリありすぎだよなぁ。
主人公を演じてるのは「MI5」リチャード・アーミティッジなんだけど郊外に住む善き夫ってのが全然似合わないよ!
刑事役は「ダウントン・アビー」のオブライエンさんことシヴォーン・フィネランで、こちらははまり役で良かったな。

「After Life/アフター・ライフ シーズン2」
リッキー・ジャーヴェイス主演Netflixオリジナルドラマの続編。
以前ほど自暴自棄ではなくなったけど、いまだに妻を亡くした悲しみから抜けられないトニー。
S1で出会った彼女(「エキストラ」のマギーだってことに今更気づいた!)ともなかなか一歩を踏み出せないまま。
だけどそれでも人生は続くのだ。
日々の中での周囲のちょっとした優しさに助けられ、トニーも少しづつ変わっていく。
コロナでなんだか世間がギスギスしてた時期に見たのもあるけど、優しいラストにめっちゃ号泣してしまった。
トニー以外の登場人物もみんな愛すべきキャラでほっこりするよ。
精神科医だけはやや受け入れがたいけど、トニーがあまり毒吐かなくなったからその替わりって感じがあるかもね。
こういう役が無いとただの綺麗なドラマになっちゃうから。
そんでこの役を演じてるのが上に書いた「ザ・ストレンジャー」のカッツ及びゲースロのミアのソロス役の人(ポール・ケイって俳優さん)だったりしてちょいびっくり。

「Injustice/インジャスティス 法と正義の間で」
この前読んだアンソニー・ホロヴィッツの「メンテーマは殺人」の中に出てきたドラマがちょうどAmazonにあったので見てみた。
ホロヴィッツが脚本書いてて、ジェームズ・ピュアフォイが主演。
ある事件をきっかけに殺人事件の弁護を避けるようになった法廷弁護士ウィルが、友人の為に再び殺人事件の弁護を引き受けることになるっていうのが基本のストーリーなんだけど、けっこういろいろてんこ盛り。
それでもちゃんとわかりやすいドラマになってるのはホロヴィッツのうまさだな。
ただ、内容的にはちょいモヤモヤ。
友人の事件よりも主人公の裏の顔が実はメインなんだよね。
無実を信じて弁護し勝利を勝ち取ったものの、実は有罪だと知った時その弁護士はどうするかって話なんだけど、捜査してた刑事が家庭内のもめごとでいなくなっちゃうのとかは、ちょっとご都合主義的な気もするなぁ。

「Collision/衝突」
こちらもアンソニー・ホロヴィッツ脚本でAmazonで鑑賞(字幕が見づらいし少し変)。
ミステリー感もあるけど、ある多重衝突事故に巻き込まれた人たちの群像劇って感じで、けっこう見ごたえあったし面白かった。
事故前、事故後とを行ったり来たりするので序盤はちょっと混乱するけどね。
主演は「シェトランド」のダグラス・ヘンシュオールで、「ホワイトチャペル」のフィル・ダニエルズとか「ルーサー」のポール・マッガンなんかも出てて楽しめた。


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海外ドラマメモ2020年春~イギリスドラマ編その2 [英ドラマ&TV]

今日で自粛モードな連休も終わり。(自粛ムードはまだまだ続きそうだけど)
最終日は天気も悪く、テレビ見て、ネットサーフィンして、昼寝して、ひたすらダラダラ過ごしたよ。
明日からまた仕事だと思うとちょい気が重いけど、2日行ったらまた休みなので頑張ろう♪

それでは、見終わったイギリスドラマの感想その2を。

「Killing Eve/キリング・イヴ シーズン2」
シーズン1ほどでは無かったけど、このシーズン2も意外な展開で面白かった!
イヴとヴィラネルの関係性がやっぱり見どころ。
イヴがどんどんヴィラネルの領域に近づいてて、今後どうなるのか目が離せない!
ジョディ・カマー&サンドラ・オーの演技合戦が相変わらず素晴らしいなぁ。
特にお洒落でキュートなサイコパスのヴィラネル最高だわ。
あとコンスタンティン、やっぱり死んでなくて良かったよ。

「Thirteen/13 サーティーン 誘拐事件ファイル」
13歳で誘拐され行方不明となっていた少女アイビーが13年後自力で脱出を図り保護され…
キリング・イヴのジョディ・カマーが少し前に主演したドラマってことで見てみた。
13年間の監禁生活に対する恐怖、周囲の変化や新たな生活に対する戸惑いなど主人公の複雑な心の内を自然に演じていて素晴らしい。
ただストーリーは微妙。
アイビーと家族や友達との話はとても良かったんだけど、警察カップルがあまりに無能過ぎて酷い。
話をかき回すためなんだろうけど、見ていてかなりストレスたまったよ。

「THE TUNNEL/トンネル シーズン1~3」
ちょい気になってた「ブリッジ」の英仏リメイク。
邦題はシーズンそれぞれに副題がついてて、1「国境に落ちた血」、2「サボタージュ」、3「復讐の執行人」となっています。
イギリスとフランスの間に橋はないので、英仏海峡トンネルが舞台に。(車ごと列車に乗れるんだよね)
オリジナルのサーガにあたるエリーズ役をクレメンス・ポエジーが演じてて、雰囲気似てた。
相棒となる刑事役は「ゲーム・オブ・スローンズ」のスタニスことスティーヴン・ディレインで、マーティンとはちょい雰囲気違うけど、なかなか良いキャラになってたな。
ストーリー的にはアメリカ版、オリジナルのスウェーデン&デンマーク版と見てるのでシーズン1に関してはあまり新鮮味なし。
でも、この「トンネル」に関してはシーズン2がとっても見応えあって面白かった!
シーズン3はファイナルで綺麗に完結はしたけど、エリーズが可哀想すぎだったよ。
まだオリジナル版のファイナルを見れてないので、どっかで配信してくれないかなぁ。



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海外ドラマメモ2020年春~イギリスドラマ編その1 [英ドラマ&TV]

アメドラ編に続きイギリスドラマ編その1。

「Peaky Blinders/ピーキー・ブラインダーズ シーズン5」
とうとう政界にまで進出したトミーだけど、それゆえに敵も増え、さらに身内だったマイケルとの間にも溝が出来てしまう。
今までは追いつめられても最後には何かしらどんでん返しがあってスカッとしてたんだけど、今シーズンはトミーが追い詰められてる感が最後まで払拭されないからいろいろモヤモヤしたよー
サム・クラフリン演じるオズワルド(実在する人物なのね)がねちっこくて嫌な感じだった。
でも死んだと思ったソロモンズ(トム・ハーディ)が復活したのは嬉しかったな。
次シーズンに期待。
あとキリアン・マーフィ相変わらず色気駄々洩れで素敵すぎ!

「Criminal: UK/クリミナル: イギリス編 」
Netflixオリジナルで取調室でのやり取りを描いた全3話のオムニバスドラマ。
今回はイギリス編を見たけど、他にフランス編、ドイツ編、スペイン編がある。
捜査官がリー・イングルビーで、1話目の被疑者役がデヴィッド・テナントだから見てみたんだけど、シンプルな設定ながら見応えあってなかなか面白かった。
ほぼ会話劇でこれだけ見せられるのはやっぱり役者が巧いからだろうなぁ。
テナントも良かったけど、2話目の被疑者役ヘイリー・アトウェルも印象的だったな。
他の国のも違いが気になるから見てみたい。

「STRANGERS/ホワイト・ドラゴン」
英国ITV製作のサスペンスドラマ。
香港が舞台で、「ライフ・オン・マーズ」のジョン・シムと「インファナル・アフェア」のアンソニー・ウォン共演してるってのが気になって見てみた。
香港で亡くなった妻に現地夫がいたっていうのが導入部。
謎が謎を呼ぶ展開でけっこうややこしかった。
全体的には突っ込みどころも多かったし、まずまずって感じかなぁ。
でもジョン・シムとウォンさんの共演はファンとしては楽しめたよ。



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海外ドラマメモ2019年秋~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

久々のイギリスドラマメモ。

「Vera/ヴェラ~信念の女警部 シーズン8」
鑑識のマーカスの復帰が地味に嬉しい新シーズン。(ヴェラとマーカスの会話が好きなのだ)
第1話ではヘイデンがヴェラを裏切るの?って雰囲気のシーンがあったけど、もちろんそんなことは無く、ラスト無謀な行動をするヴェラを心配するヘイデンとの会話にちょいほっこり。
第2話はジョーことデヴィッド・レオンが監督だったよ。
ついでに出演してくれたら良かったのにー
そして第3話にはシェトランドのサンディ(スティーブン・ロバートソン)が出てた!
ちょっと頭の弱い男の役がめっちゃハマってたし上手かった。
で、この話が今シーズンの中で一番見ごたえあったなぁ(殺人の動機がちと弱い気はするけどね)。
第4話では失踪者捜査班のジョージが再登場。
"警部のお気に入り"とヴェラが部下たちにからかわれてたのが面白かったな。
あと、またしてもちょい危ない行動をするヴェラを諫めながらも心配するエイデンが良いね。
ヴェラも素直に謝り、昔はヤギのように動けたとか言ってるのが可愛かったよ。

「Les Misérables/レ・ミゼラブル」
イギリスBBCによるミュージカルじゃないレミゼ。
原作にかなり忠実に作ってあるらしい。
レミゼってこんな話だったんだねって初めてちゃんと知ったかも。
ミュージカルより情報量多いので、こっちの方がストーリー的には納得できる感じだし見ごたえあって面白かった。
ジャン・バルジャン役を「THE WIRE」のドミニク・ウェスト、フォンティーヌをリリー・コリンズが演じていて、この二人の熱演が素晴らしかった。
その他デビッド・オイェロウォやオスカー女優になったオリヴィア・コールマンも出てたり、なかなかの豪華キャストで楽しめました。

「Black Mirror/ブラックミラー シーズン5」
このSFアンソロジーシリーズももう第5弾。
そろそろネタ切れなのか今回は3話とも微妙な出来だったなぁ。
第1話はまぁこのシリーズっぽかったけど突っ込みどころ多すぎだし、後の2つは別にこのシリーズでなくても良いような話だった。
まぁ第2話はアンドリュー・スコットが出てたのでそこそこ楽しめたんだけど。
全体的にもっとダークさが欲しいよ。

「Patrick Melrose/パトリック・メルローズ」
ゲースロ見るためにスタチャンexに登録したついでに見たドラマ。
ベネディクト・カンバーバッチ主演でパトリック・メルローズという、あるトラウマを抱えた男の半生を描く。
ベネさんが心に傷を抱え酒とドラッグに溺れる青年役を熱演してるのが印象的ではあるけど、このパトリックという男にあんまり共感や感情移入できず作品としては印象薄かったなぁ。
めちゃくちゃヘビーな話なんだけど、妙に描き方が軽い感じがあってそこが好みの別れるところかなぁ。


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イギリスドラマ「Derry Girls/デリー・ガールズ~アイルランド青春物語」 [英ドラマ&TV]

Netflixで視聴。
イギリスチャンネル4によるアイルランドを舞台にしたコメディドラマ。
まだ紛争が続き爆破テロが身近で起こる1990年代の北アイルランドのデリーという町を舞台にしながらも、そんなの関係ないとばかりに青春を謳歌する女子高生5人(一人は男子だけど)の日常がコミカルに描かれてる。

1話20分程度でサクッと見れちゃうし、くだらなくも笑えるエピソード満載で面白い!
微妙に垢抜けなくてイケてない主役5人のキャラが個性的でハチャメチャで面白いんだよねぇ。
彼女らのアホさ加減に徐々に愛着わいてきちゃいます。
特にエリンの顔芸とちょいぽちゃクレアの早口お喋りがツボ。
あと男一人なのに雑な扱い受けるジェームズもいい味出してる。

そして彼女たちの親だったり大人たちもアクが強いキャラばかりで最高なのだ。
特にシスター・マイケルのシニカルなキャラクターが面白すぎる!
それからエリンのおじいちゃん、どっかで見たことがあるって思ったらゲースロのバリスタン・セルミーだったよ~娘婿(エリンのパパ)をいまだに婿と認めずいじりまくるのが笑えるよ。

特にお気に入りのエピソードはS1の奇跡の回と、S2のプロテスタント男子と交流する話やプロムの回。そしてS2ラスト、当時のアイルランドの状況だったりがうまく取り入れられていてちょっと切なくて良かったなぁ。

あと「パルプフィクション」を見たっぽいミシェルが"マザーファッカー!"言いまくってたり、「ユージュアル・サスペクツ」がネタにされてたり、使われてる音楽もクランベリーズの"ドリームス"だったり、スーパーグラスとかブラーとかテイクザットとか90年代な感じがすっごく懐かしくなっちゃいます。

シーズン3の製作も決まってるみたいだけど、1シーズン6話は少なすぎなのでもうちょっと話数増やしてほしいな。


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イギリスドラマ「Fleabag/フリーバッグ シーズン2」 [英ドラマ&TV]

この前のエミー賞コメディ部門で予想以上に圧巻って感じでびっくりだったよ。
でもそれだけ良く出来たシーズン2だったから納得。

今シーズンも辛辣で独特なブラックユーモアは健在だし、下ネタも満載だけど、神父との恋愛がメインに描かれていて痛くて切ない物語になってた。
カトリックの神父って牧師とかと違って恋愛や結婚はタブーなんだね。
母や親友ブーの死のこととかあって真剣に人と向き合えないフリーバッグが神父との恋愛&失恋を通して成長していく。
こういう風に書くとベタに思えるけど、相変わらず展開はぶっ飛んでるし、突き刺さるセリフもいっぱいあってめっちゃ面白かった。
切なくて余韻の残るラストも秀逸だったよ。

それにしても悩めるセクシー神父なアンドリュー・スコットめちゃくちゃ素敵だったわ。
あと姉クレアの鉛筆みたいな髪型のくだりが面白かった!
でも姉妹の関係も良くなってきて、酷い旦那とも別れたし、フィンランド人の優しい同僚とはいい雰囲気だしクレアにとってはハッピーエンドのS2だったよね。
それからオリヴィア・コールマン演じる笑顔で嫌味な継母も変わらず強烈だったし、S1に出てきた銀行員の人がハムスター持ってくるのも笑えたな。

主演のフィービー・ウォーラー=ブリッジは次のボンド映画の脚本を務めるらしい。
彼女が関わってる「キリング・イヴ」もめっちゃ面白かったし、どんなボンドになるのか楽しみだわ。


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海外ドラマ「Endeavour/刑事モース~オックスフォード事件簿~シーズン5」 [英ドラマ&TV]

Endeavour Series 5

今まで1シーズン全4話だったけど、なぜかこのシーズンは全6話。
WOWOWでは今回も2話づつ小分けでしか放送してくれず、1年かかってようやく最後まで見られたよ。

「第1話 case18 堕ちたミューズ」
巡査部長になったモースだけど署の統合のゴタゴタでそのまましばらく署に留まることに。
そんな中、後輩ファンシー登場。
若くてやや思慮に欠ける感じだし、モースは先輩って器じゃないからねぇ上手くいかなさそうだ。
事件の方は、立て続けに起きた殺人に女の影がちらついたことから、エバ・ソーンという娼婦が容疑者として浮上するも、犯人は意外な人物だったていう展開。
このエバとモースの会話シーンがとても印象的だった。
そして真犯人の動機が悲しすぎたよ。
あと、ジョアンが戻ってきたんだけど、サーズデイとはまだ溝が出来たままでちょっと心配。

「第2話 case19 死者のフィルム」
元警官の遺体が発見され、映画館で飲んだオレンジスカッシュによる毒殺だと判明し、新たな殺人につながっていくという展開。
映画館が舞台でホラー俳優なんかが出てきて、さらにファラオの呪いとかそっち系の話もあったりして面白かったけど、サイドストーリーがけっこう多くてイマイチ集中できなかった。
モースは町で出会った女性と一夜限りの関係持ったり、しかもその女性がサーズデイの姪だったと判明したり。
一方サーズデイは弟に借金の相談を持ち掛けられてたんだけど、この先何かありそうな雰囲気。
その他ギャングのエディ・ネロ関係の話もあったりで、この先の伏線がいろいろと張られた回だったよ。

「第3話 case20 殺意を誘う列車」
フランシスという女性の失踪が届けられ、モースが彼女の足取り追って廃止された駅で遺体を発見する。
いろいろあってモースが施設にいるフランシスの母親と話したことから事件の真相が浮かび上がる。
今回の事件はほぼモースが一人で解決したって感じだったな。
ついでに未解決の殺人事件も解決したけど、こっちは犯人が勝手に暴走しちゃった感じだったよ。
あと同時に描かれていた残忍な強盗殺人事件は犯人捕まってないけど、エディ・ネロに対抗する組織によるものらしく、この先一波乱ありそうだ。
それからモースはまだジョアンに気があるみたいだけど、ジョアンの方はたぶん色々ありすぎてモースとは距離を置こうとしてる感じで、やっぱり上手くいかないのかなぁ。

「第4話 case21 失われた英雄」
冒頭いきなりサーズデイ夫婦が社交ダンスしてたのがちと意外でびっくりだったわ。
一方モースは奔放なフランス娘と付き合いはじめてるし。
ただサーズデイ夫婦もモース達もそれぞれの気持ちには温度差がありそうだったなぁ。
そして事件の方はサーズデイの息子サムがいる基地で撮影を行っていたジーンというモデルの遺体が発見され、モースたちが捜査にあたる。
黒人のオズワルド兵曹だったり、ジーンのファシストの義理母だったり、戦争の元英雄だったり、ジーンの本当の父親だったり様々な容疑者が浮上するけど結局元婚約者で軍の歴史博士のレイドローによる執着や嫉妬による犯行だったって言うオチ。
いろいろゴチャゴチャしてた割りに、イマイチ意外性のない犯人だったかも。

「第5話 case22 疑惑の四重奏」
ヨーロッパ対抗巨人着ぐるみレース中、ドイツ代表の着ぐるみが撃たれ、少年まで流れ弾で巻き添えになる事件が発生。(イギリス代表の着ぐるみの中はモースだったよ。)
さらに捜査を進めるとスイス代表として出場する予定だった男の遺体がホテル発見される。
国際事件として公安部に捜査の手が移り、モースは単独で捜査を始める。
ソ連のスパイが係わる事件でけっこう複雑な話で、結末もちょい意外な方向へ。
なかなか見応えあって面白い話だった。
そんで「刑事フォイル」のピアース(エリー・ハディントン)がめっちゃピアースっぽい役で出てたよ。
あと、モースはやっぱりフランス娘に去られちゃったねぇ。
でもジョアンとちょっといい雰囲気になったり二人の関係はどうなるんだろ。
あとサーズデイ本当に引退しちゃうのかしら?

「第6話 case23 ねじれた翼」
男子校の教師アイヴォリーの失踪事件を捜査するためモースが高校に教師として潜入。
しかもトゥルーラブが奥さん役として一緒に!
トゥルーラブに言われて風呂で寝るモースがちょっと面白かった。
捜査が進みアイヴォリーとエディ・ネロのドラッグに関するつながりが見つかったことで犯人が割り出される。
生徒にドラッグを売ったりアイヴォリーはけっこう酷い教師だったのね。
生徒を守るために殺人を犯した犯人にちょっと同情しちゃったよ。
一方エディ・ネロとクロムウェル・エイムズの抗争がついに起き、ネロが殺され、さらに監視をしていたファンシーの遺体が発見されるというショッキングな事件が起きちゃいます。
しかもカウリー署の閉鎖でモースたちが捜査することができないモヤモヤ状態に。
ファンシーとの仲が深まっていたトゥルーラブはこれで退場みたいでちょっと残念。
サーズデイの引退は色々あって先延ばしになり、最後、カウリー署の面々がファンシー殺害の犯人を突き止めると誓い次シーズンへ。
ぐっと距離が縮まったモースとジョアンの関係も気になるし、早く新シーズンが見たいよ!

シーズン1

シーズン2

シーズン3

シーズン4

シーズン6

主任警部モース&ルイス警部





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海外ドラマ「Good Omens/グッド・オーメンズ」(2019年) [英ドラマ&TV]

ニール・ゲイマンとテリー・プラチェットが共著した小説が原作のファンタジードラマ。
AmazonとBBCの共同制作でAmazonプライムビデオで配信されてたので見てみた。

神の計画によりハルマゲドンが迫ったイギリスで、地球での生活に愛着を持つ天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーが世界を救おうとするっていうストーリー。
冒頭からしてなんだかダグラス・アダムス(「銀河ヒッチハイクガイド」とか「ダークジェントリー」とか)っぽいって思ったら、原作者で脚本もつとめてるニール・ゲーマンがダグラス・アダムスの大ファンなんだね。
シニカルでブラックでハチャメチャなんだけど、バラバラだった登場人物やストーリーが徐々に繋がっていく展開が面白い!
そんでもってアジラフェルとクロウリーの関係性がめっちゃブロマンスでこういうの好きだな。
食いしん坊でおっとりした天使のアジラフェルと、そんなアジラフェルが大好きな悪魔のクロウリー。
クロウリーに助けられたアジラフェルがまんざらでもない表情するのが可愛すぎる~
二人ともおっさんなのになんでこんな可愛いんだろ。

演じてる二人がやっぱ巧いんだよね。
クロウリー役デヴィッド・テナントのハイテンションな演技最高!
「ブロードチャーチ」みたいなシリアス演技も悪くないけど、やっぱりテナントは「ドクターフー」のイメージ強くてこういう役のほうが良いなって思ってしまう。
そしてロックスターみたいなファッションやルックス(ヘビ目)もカッコよくて素敵だったよ。

一方、アジラフェル役のマイケル・シーン、これの前に見てたのが「マスターズ・オブ・セックス」だからギャップが凄い。
表情や行動がいちいち可愛すぎるし、髪がブロンドなの初めて見たけどめっちゃ似合ってた~

そしてこの二人以外のキャラも個性的で良いんだよね。
特に地獄の公爵ハスターが好きだ。
クロウリーとのやり取りが面白いし、アボカドジョークとか意味は良く分からないのにハスターのリアクションでなんか笑えたよ。
ハスター役ネッド・デネヒーはイギリスドラマでよく見る名脇役だけど、こういうはっちゃけた役やってるの初めてみたから新鮮だったなぁ。

あと大天使ガブリエル役がジョン・ハムだとか、シャドウェル軍曹役が「ベタ―コールソウル」のチャックの人(マイケル・マッキーン)だとか、その他の配役も素晴らしい。
子供たちや地獄の番犬"ドッグ"もめっちゃ可愛かったよ。

キリスト教のネタとかそこまで詳しくないので置いてかれる部分もあったけど、それでも十分楽しめた。
全部で6話と短いし、細かいネタがいっぱいつまった作品なので何度も見ちゃいそうだなぁ。(すでに字幕版・吹替版とで2巡しちゃったよ)


Good Omens (BD) [Blu-ray]

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Good Omens

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  • 出版社/メーカー: Silva Screen
  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: CD


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海外ドラマメモ2019年初夏~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

久々に見終わったイギリスドラマ(+北欧ドラマ)の感想をアップ。

「After Life/アフター・ライフ」
リッキー・ジャーヴェイス主演のNetflixオリジナルドラマ。
愛妻を亡くした男と周囲の人たちとの交流を描いたヒューマンドラマになってます。
ジャーヴェイスのシニカルさを生かしつつ笑えて、泣ける作品になってて面白かった。
泣けるって言っても感動の押し売り感がないのが良いんだよねぇ。
主人公トニー初め、周囲のキャラがみんな魅力的だったな。
あとトニーが飼ってる犬がめちゃくちゃ可愛かったよ!!

「Luther/刑事ジョン・ルーサー シーズン4&5」
シーズン4がイマイチだったからシーズン5が作られるとは思わなかった。
S4はメインの事件が今までに比べるとインパクトが薄かったし、アリスの生死も微妙なままでなんだかスッキリしないシーズンだったんだよね。
で、S5、やっぱりアリスは死んでおらず久々に登場。
メインとなる猟奇事件はいつもどおり徹底的にサイコでエグイんだけど、どっちかっていうとルーサーとアリスの関係の方が気になる~
ルーサーとアリスの二人にしか分かり合えない感じとかグッとくる部分もあったけど、ちとアリスのキャラが崩壊しちゃってて残念な感じもあり、終盤はいろいろショックだった。
そして最後はS1の冒頭のような状況になり、S1と違って助けようとするルーサーと、自ら死を選ぶアリス、いろいろ切なかったなぁ。
あとベニーが死んじゃったのも悲しかった。。

「The Hollow Crown(Cycle I&II)/ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 S1&2」
シェイクスピアの史劇を元にしたイギリスドラマ。
S1は「リチャード二世」「ヘンリー四世 第1部」「ヘンリー四世 第2部」「ヘンリー五世」の4編で百年戦争編、S2は「ヘンリー六世 第1部」「ヘンリー六世 第2部」「リチャード三世」の3編でバラ戦争編になってる。
元々舞台劇なので大仰なセリフ回しとか慣れるまで少し時間がかかったけど、時代の流れが分かる構成になっていて、一つの大河ドラマのようになってて見ごたえあった。
そしてベン・ウィショーやトム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチなどの若手からデヴィッド・スーシェやジェレミー・アイアンズなどのベテランまでイギリスの有名俳優たちが次から次へと出てくるので、そこらへんでも楽しめたな。

「THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3」
スウェーデンとデンマーク合作のサスペンスドラマのS3。
とってもいいキャラだったマーティンが、このシーズンから出なくなっちゃって残念。
今シーズンもスウェーデンとデンマークを跨る事件が起き、新たにデンマークからやってきたヘンリークとサーガはタッグを組むことになる。
このヘンリーク、何やら秘密を抱えてる様子で、それが徐々に明かされていくっていう展開。
その流れでサーガとの関係が深まっていくのが良かった。
ただ他の部分ではこれまで以上にサーガが追い込まれていくので見ていてツライ。。
連続殺人事件は解決するもサーガはボロボロに、一方ヘンリークも行方不明だった奥さんの遺体が発見される。
傷ついた二人が寄り添い前に進みだす、少し希望があってホッとはしたけど、サーガの母親の件は一体どうなるんだろう。早く続きが見たいよ~


Luther - Complete Series 1-4 [Blu-ray] [Import anglais]

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海外ドラマ「Killing Eve/キリング・イヴ」 [英ドラマ&TV]

BBCアメリカ製作、サンドラ・オー主演のヨーロッパを舞台にしたスパイサスペンスドラマ。

ハズレが多いWOWOW放送の海外ドラマの中では久々にヒットだったなぁ。
1シーズン8話でサクサク、テンポよく進むし、毎回衝撃展開で目が離せない!
MI6の捜査官が暗殺者と謎の組織を追うっていうストーリー的にはよくある感じなのに、かなりぶっ飛んでて面白かった~

サスペンスだけどシニカルかつブラックなユーモアが効いてるんだよねぇ。
特に主役のイヴと暗殺者ヴィラネルのやり取りが最高に面白い。
サンドラ・オー演じるイヴは見た目地味なのに、時々大胆な行動に出ちゃったりするのが面白いし、ジョディ・カマー演じる暗殺者ヴィラネルはキュートなのにめっちゃサイコパスな暗殺者ってのが新鮮。
人を殺す時の容赦のなさは怖いけど、個性的なユーモア感覚とか、型破りな奔放さとか、何故だかとっても魅力的です。

あとヴィラネルの連絡役コンスタンティンも好きだなぁ(「ブリッジ」のマーティン役キム・ボドゥニアが演じてる!)
ヴィラネルとの関係も面白かったし、終盤のイヴとのやり取りも面白かった。
S1ファイナルでヴィラネルに撃たれたけど本当に死んじゃったのかな??
次シーズンも出てきてほしいんだけどね。

それから脚本を、「フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジが書いてるって後から知ってびっくり!
でもこのシリアスとユーモアの絶妙なバランス感覚、「フリーバッグ」に通じるものあるよね。

現在本国放送中のシーズン2も早く放送してほしいな~


Codename Villanelle: The basis for Killing Eve, now a major BBC TV series (Killing Eve series)

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  • 作者: Luke Jennings
  • 出版社/メーカー: John Murray Publishers Ltd
  • 発売日: 2018/07/31
  • メディア: ペーパーバック





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海外ドラマメモ2019年春~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

見終わったイギリスドラマの感想。

「Bodyguard/ボディガードー守るべきものー」
イギリスBBCで放送され大ヒットしたサスペンスドラマ。Netflixで視聴。
「ライン・オブ・デューティ(LOD)」のクリエイターが製作したドラマってことで気になってたんだよねー
テロ攻撃を阻止した警察官バッドがテロ対策法案を通そうとするジュリア・モンタギュー内務大臣の警護を任されたところから物語が始まる。
この冒頭のテロ攻撃阻止シーンがものすごい緊張感で一気に引き込まれちゃいます。
その後のバッドとモンタギューの心理戦も見ごたえあったし、テンポが良く先の読めない展開で面白かった。
まぁ「LOD」と違い後半につれてやや盛り下がる感じだったのが残念だったけどね。
主人公バッドを演じてるリチャード・マッデンは「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スタークなのね。
このドラマでは体を鍛えてマッチョになっててあの頃よりイケメン度アップしてたよ。
そしてモンタギューを演じてるのが「LOD」のリンジー・デントンことキーリー・ホーズなんです。
あちらとは全然違う役柄で雰囲気も違うけど、やっぱり存在感あるなぁ。
でもあんな中盤でいなくなるなんて、ちょっと残念だったよ。

「Shetland/シェトランド 過去の啓示」
シェトランド島を舞台にジミー・ぺレス警部が活躍するミステリードラマの第4シーズン。
前シーズンと同じく2時間×3話で一つの事件が描かれています。
容疑者が冤罪で釈放された23年前の殺人事件と新たに起きた殺人事件、徐々に2つの事件の関わりが判明してくるという展開。
捜査は難航したあげく、舞台はノルウェイにまで広がり、さらにはダンカンが容疑者に。。
ダンカン犯人ではなかったけど、けっこうサイテーだよなぁ。
そして冤罪で23年も刑務所に入れられてた上に、新たな事件でも疑われることになったトーマス、最後は心臓発作で亡くなっちゃうなんてめちゃ気の毒だった。
あとトッシュ、まだ完全には立ち直れて無さそうだけどシェトランドに残ることになったのは良かったな。
そしてやっぱシェトランドの景色が壮大で美しくて見とれちゃう。
ジミー・ぺレスの海辺の家もステキすぎるよ。

「Foyle's War/刑事フォイル S6~S8」
シーズン6からは戦後編に。
フォイルは警察を辞職しMI5に入るという流れ。
サムたちはどうなるのって感じだったけど、サムは出てくるけどミルナーは結局途中で出なくなっちゃったね。
そしてS5までに比べてストーリーというか雰囲気が重い話が多くなっちゃった印象。
でもファイナルエピソード"エリーゼのために"とか見応えある話も多かったし、フォイルの正義を貫くキャラがぶれないのも良かったな。
ただやっぱ初期のころの雰囲気の方が好きだけどね。


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Shetland: Series 4 [Regions 2,4]

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The Complete Foyle's War Every Episode Ever Made

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  • 発売日: 2015/08/03
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