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海外ドラマメモ2021年夏~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

AXNミステリーで春頃放送されたイギリス実話殺人物ドラマ特集みたいなのを録画しておいたんだけど、半年たってようやく全部見終わった。

「Dark Angel/黒衣の天使~女性連続殺人鬼メアリー・アン・コットン」
まず1本目は「ダウントン・アビー」のジョアンナ・フロガットが19世紀に10人以上をヒ素で殺害したと言われるメアリー・アン・コットンを演じたドラマ。
英国初の女性連続殺人犯っていう説もあるらしい。
最初は少しでも不幸から逃れたいって気持ちからだったんだろうけどね、どんどんエスカレートして自分の邪魔になる人たちを次から次へ簡単に毒殺していくっていうのが恐ろしいわ。
まぁ19世紀だからなかなかバレなかったけど、犯罪としてはかなり雑なので今ならあっという間に捕まっちゃうだろうけどね。

「See No Evil: The Moors Murders/悪から目を背けて~英国最凶ムーアズ事件」
こちらにもジョアンナ・フロガットが出てる。
殺人犯役ではなく、犯人の妹モーリーン役(黒髪ボブヘアがちょっと千秋に見えるよ)。
1960年代に5人の少年・少女を殺害し遺体を荒野に埋めた「ムーアズ事件」の犯人イアン・ブレイディとマイラ・ヒンドリー。
この事件をマイラの妹モーリーンと一時容疑をかけられるその夫側から描いていく。
なんともおぞましい事件でサイコパスな犯人夫婦が怖すぎる~
イアン役の人は終始気持ち悪い雰囲気を醸し出してるし、普段は自身の持つ狂気を微塵も見せることなく妹たちと接するマイラ(「silk」のマキシン・ピークが演じてる)にもゾクッとした。
そして殺人犯の身内となったモーリーンたちが晒される偏見の目や嫌がらせなど、事件のその後も描かれていてこれがなかなか見ていて辛かったな。

「Appropriate Adult/適切な大人~連続殺人犯フレッド・ウェストとの対峙」
1990年代に起きた夫婦による連続殺人事件を容疑者の取り調べに立ち会う"適切な大人"ジャネットの視点で描いたサスペンス。
"適切な大人"って何?って思ったんだけど、原題"Appropriate Adult"の直訳で、イギリスには知的障害を持ってたりする被疑者の取り調べに訓練を受けたボランティアが立ち会う制度があるらしい。
まずこんな制度があるのがびっくりだし、ジャネットが徐々にフレッドの影響を受けていくのが興味深かった。
ジャネット役エミリー・ワトソン、フレッド・ウェスト役ドミニク・ウェストの演技も見ごたえあり。
あとモニカ・ドーラン(ポワロシリーズ「葬儀を終えて」のギルクリストさん!)演じるフレッドの妻ローズがフレッド以上に底知れぬ恐ろしさを醸し出してて印象的だった。

「Manhunt/ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿~連続殺人鬼リーヴァイ・ベルフィールド」
ちょっとタイトル長すぎるけど、上記の3作に比べるとこれが一番正統派で安心して見られる。
ロンドン警視庁のコリン・サットン主任警部が連続殺人事件の犯人に地道な捜査で迫っていくというもの。
ちょい地味だけどサットンのキャラがなかなか魅力的だし楽しめた。
シーズン2もあるらしいんだけど、そっちも実話物なんだろうか?

「The Salisbury Poisonings/ソールズベリー毒殺未遂事件」
これは上の4つとは別枠で放送されたドラマだけど、イギリス舞台の実話物なので一緒にあげとく。
2018年イギリスソールズベリーでロシアスパイとその娘が猛毒の神経剤ノビチョクにより暗殺未遂された事件を描いた実録ドラマ。
ロシアスパイが暗殺されかけたってのはなんとなくニュースで見た覚えがあったけど、そのあとイギリスでこんな騒動になり、さらに犠牲者が出てたってのは知らなかった。
ロシアスパイを狙った事件だけど、ある意味無差別テロ。
こんな恐ろしい薬剤を町中に簡単に捨てちゃうなんて怖すぎる。
ドラマとしても、捜査関係者の尽力、町の人々の反応、そして被害にあった人とその家族の苦悩などリアルに描かれていたし、ちょっと今のコロナの状況とダブる部分もあって見ごたえあった。

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