SSブログ

海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド シーズン8(ファイナル)」 [米ドラマ&TV]

S1の日本放送開始からずっと見続けたこのドラマもついにファイナルシーズン。
クインがいなくなった先シーズンはやや微妙だったんだけど、今シーズンはファイナルに相応しい面白さ!

ロシアでの監禁から解放されたものの精神的なダメージからまだ回復しきれてないキャリー。
アフガニスタンで和平工作に奔走するソウルによってアフガニスタンでの任務に派遣されるが…

序盤から精神的に危ういキャリーにハラハラしつつ、緊張感たっぷりな展開に目が離せない!
今シーズンはキャリーとソウルの絆がメインで、祖国アメリカを守るCIA諜報員としての二人の生き様がしっかり描かれていて見ごたえあり。
最後、祖国の為に取った切なくもキャリーらしい選択(ブロディの言葉がその選択に影響を与えるってのもグッとくる)、それを知ったソウルの表情、素晴らしいフィナーレだったな。
キャリー役クレア・デインズの凄まじい演技には最後まで圧倒されたよ~
ソウル役マンディ・パティンキンの味わい深い演技も印象的だった。

あと、マックスがついに殺されちゃったのがショックだったなぁ。
初期の頃はコミュ障で頼りないオタクって感じだったのに、どんどん頼れる男になっていき、お気に入りのキャラになってたので最後まで生きててほしかった。
それから、ロシアの諜報員エフゲニーとキャリーの腹の探り合いや関係性の変化なども今シーズンの見どころ。
エフゲニー役コスタ・ローニン、前シーズンから出てるんだけど今シーズンのほうが何故かイケメンに見えたよ。
ライナス・ローチ演じる大統領補佐官デイヴィッド・ウェリントンも今シーズンはなかなか有能で良かった。
っていうか新大統領となったヘイズがひどすぎたってのもあるけどね。
このヘイズが「トゥルーブラッド」のサム役の人で、大統領って肩書が全然似合わないんだけど、それがある意味役にぴったりだったよ。
さらにクレア・デインズの夫ヒュー・ダンシーがゲストで登場!
共演シーンはなかったけど、胡散臭い役が意外とハマっててイラつくけど面白かった。

そんで最後まで見終わった勢いで、S1~S4まで再び見直しちゃったよ。
今シーズンはアフガニスタン&パキスタンが舞台でS4との関わりがかなり大きかったんだよね。
最期はなんだか感情移入しちゃうキャラになってたハッカニだけど、S4では容赦なくて怖い。
タスニームはどっちのシーズンでもやっぱりムカつくキャラだったな。
そしてやっぱりクイン(ルパート・フレンド)がイイ男すぎる!
初期の話の軸だったブロディがいなくなってもこのドラマを見続けたのはクインがいたからってのもあるのだ。
今S5を見直してる途中なんだけど、クインが悲惨な目に合う回が近づいてきて怖くてなかなか続きを見れないよー


HOMELAND/ホームランド シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

HOMELAND/ホームランド シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: DVD



nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

海外ドラマメモ2020年夏~イギリスドラマ編 [英ドラマ&TV]

まだまだコロナは収まりそうにないねぇ。
こんな状態なので土日のお休みは絶賛引きこもり中。
海外ドラマ鑑賞がめっちゃ捗るよってことで見終わったドラマの感想をあげときます。

「The Stranger/ザ・ストレンジャー」
Netflixにあったイギリスドラマ。
見知らぬ女から妻の秘密を聞かされた主人公が真実を求めて奔走するうちに不可解な事件に巻き込まれていく。。
原作はハーラン・コーベンで、以前見た「THE FIVE」「SAFE」もこの人が原作なんだね。
アメリカの作家なのにどれもなぜか英国の郊外が舞台で、平凡で幸せな生活が崩れていく系の話だったんだけど、これも同じくって感じ。
序盤からかなり謎めいた展開でテンポもよくスピード感あって一気に引き込まれていく。
ただオチは微妙だしけっこう後味悪い。
伏線もほぼなくいきなり隣人が犯人って言われてもだしね。
そんでカッツに全部罪を押し付けるのはムリありすぎだよなぁ。
主人公を演じてるのは「MI5」リチャード・アーミティッジなんだけど郊外に住む善き夫ってのが全然似合わないよ!
刑事役は「ダウントン・アビー」のオブライエンさんことシヴォーン・フィネランで、こちらははまり役で良かったな。

「After Life/アフター・ライフ シーズン2」
リッキー・ジャーヴェイス主演Netflixオリジナルドラマの続編。
以前ほど自暴自棄ではなくなったけど、いまだに妻を亡くした悲しみから抜けられないトニー。
S1で出会った彼女(「エキストラ」のマギーだってことに今更気づいた!)ともなかなか一歩を踏み出せないまま。
だけどそれでも人生は続くのだ。
日々の中での周囲のちょっとした優しさに助けられ、トニーも少しづつ変わっていく。
コロナでなんだか世間がギスギスしてた時期に見たのもあるけど、優しいラストにめっちゃ号泣してしまった。
トニー以外の登場人物もみんな愛すべきキャラでほっこりするよ。
精神科医だけはやや受け入れがたいけど、トニーがあまり毒吐かなくなったからその替わりって感じがあるかもね。
こういう役が無いとただの綺麗なドラマになっちゃうから。
そんでこの役を演じてるのが上に書いた「ザ・ストレンジャー」のカッツ及びゲースロのミアのソロス役の人(ポール・ケイって俳優さん)だったりしてちょいびっくり。

「Injustice/インジャスティス 法と正義の間で」
この前読んだアンソニー・ホロヴィッツの「メンテーマは殺人」の中に出てきたドラマがちょうどAmazonにあったので見てみた。
ホロヴィッツが脚本書いてて、ジェームズ・ピュアフォイが主演。
ある事件をきっかけに殺人事件の弁護を避けるようになった法廷弁護士ウィルが、友人の為に再び殺人事件の弁護を引き受けることになるっていうのが基本のストーリーなんだけど、けっこういろいろてんこ盛り。
それでもちゃんとわかりやすいドラマになってるのはホロヴィッツのうまさだな。
ただ、内容的にはちょいモヤモヤ。
友人の事件よりも主人公の裏の顔が実はメインなんだよね。
無実を信じて弁護し勝利を勝ち取ったものの、実は有罪だと知った時その弁護士はどうするかって話なんだけど、捜査してた刑事が家庭内のもめごとでいなくなっちゃうのとかは、ちょっとご都合主義的な気もするなぁ。

「Collision/衝突」
こちらもアンソニー・ホロヴィッツ脚本でAmazonで鑑賞(字幕が見づらいし少し変)。
ミステリー感もあるけど、ある多重衝突事故に巻き込まれた人たちの群像劇って感じで、けっこう見ごたえあったし面白かった。
事故前、事故後とを行ったり来たりするので序盤はちょっと混乱するけどね。
主演は「シェトランド」のダグラス・ヘンシュオールで、「ホワイトチャペル」のフィル・ダニエルズとか「ルーサー」のポール・マッガンなんかも出てて楽しめた。


にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ
にほんブログ村

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

映画『ペイン・アンド・グローリー』(2019年スペイン)』 [映画]

原題:Dolor y gloria

映画館は感染対策かなりちゃんと取られてるし、今なら前後左右人がいない最高の環境で見れるってことで、コロナ禍後2回目の映画鑑賞。


ペドロ・アルモドバル監督がアントニオ・バンデラスと8度目のタッグを組んだ自伝的な人間ドラマ。
バンデラスがカンヌ映画祭で主演男優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされています。

世界的な映画監督サルバドールは脊椎の痛みから心身ともに疲れ果て引退同然の生活を送っていた。
そんな彼の元に32年前に手がけた作品の上映依頼が届き、自身の過去と向き合っていく...

アカデミー賞の国際長編映画賞で『パラサイト』の対抗馬的存在だったから気になってたのだ。
『パラサイト』の受賞で納得だけど、こちらもかなり気に入った。

過去と現在、様々なエピソードを積み重ね、少しづつサルバドールの人生を浮かび上がらせていく展開がウマい。
ゆったりとしたテンポがなんだかとっても心地良い。
命に導かれるように昔の恋人と再会し、人生を取り戻していく前向きなラストも優しくて良かったな。

そして何よりサルバドールを演じるバンデラスが素敵!
私の中でバンデラスは『デスペラード』とかギラギラしたイメージだったから、この作品の中の枯れた(でも色気はある)オジサマなバンデラスは意外かつめちゃくちゃ魅力的だったよ~
あと母親役ペネロペ・クルスも素敵だったし、アルベルト役のアシエル・エチェアンディアも印象的だったな。

それからアルモドバルといえば原色中心の色使い。
インテリアや衣装までセンス良くって美しすぎて目が離せなかったよ。





nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:映画