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映画『女は二度決断する』(2017年ドイツ) [映画]

原題:Aus dem Nichts

『愛より強く』のファティ・アキン監督作。
主演のダイアン・クルーガーがカンヌ映画祭の主演女優賞を受賞しています。

トルコ移民の夫と息子をテロで殺された主人公カティアが、法で裁かれなかった犯人たちに復讐を果たそうとする。

淡々としながらも最後まで目が離せない。
ずっとカティアの心情に寄り添うように描かれているので、感情移入しやすく、自分がカティアだったらどのような結末を望むのか、カティアの決断は正しかったのかなど考えさせる作品になっています。

カティア役のダイアン・クルーガーってこれまでフランス映画やアメリカ映画でしか見たことなかったから忘れてたけど、そういえばドイツ人だったよね。
あまり上手い女優さんってイメージはなかったんだけど、この作品では悲劇に見舞われた女性の悲しみや怒りや苦しみをリアルに演じていて素晴らしかったな。


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映画『君の名前で僕を呼んで』(2017年イタリア=フランス=ブラジル=アメリカ) [映画]

原題:Call Me by Your Name

1980年代のイタリアを舞台にひと夏の情熱的な恋を描いたラブストーリー。
監督はルカ・グァダニーノ、アーミー・ハマー、ティモシー・シャラメらが出演。
『眺めのいい部屋』や『日の名残り』のジェームズ・アイヴォリーが脚本を担当し、今年のアカデミー賞で脚色賞を受賞しています。

ジェームズ・アイヴォリーってまだ存命だったんだね。
この人の監督作『眺めのいい部屋』が大好きで、そのほかにも好きな作品が多いのだけど、これもその中の一つになりそうな良作。

同性愛を描いてはいるけど、ことさらそれを強調するわけではなく、惹かれ合う二人の青年の姿が自然体で描かれていてとても良かった。
そして何より、エリオを演じるティモシー・シャラメの美しさと瑞々しい演技から目が離せない!!
オリバーとの出会いから徐々に彼へと惹かれていく様を繊細に演じていて素晴らしかった。
ラストの長回しシーンも彼の演技あってこそ。
様々な感情が込められたその表情にめっちゃ切なくなってしまったよ。
「HOMELAND S2」にブロディ娘のボーイフレンド役で出てた時はこんな出世するとは思わなかったけど、『レディバード』にも出てるみたいだし、これから期待の若手俳優だね。

あとエリオの父親役マイケル・スタールバーグも印象的。
オリバー帰国後悲しみに暮れるエリオに語った言葉はめちゃくちゃグッときたなぁ。

オリバー役のアーミー・ハマーも良かったけど、ただもう少し若ければ完璧だったかも。


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京都SNOOPY茶屋&マールブランシュ [日帰り旅]

1週間ほど前、平日に有給使って京都へ。
友だちが錦市場にある「スヌーピー茶屋」へ行きたいってことでお供しました。
全然知らなかったんだけど2年ぐらい前からオープンしてたらしい。

四条に着いたのが10時過ぎでまだランチには早かったのでまずは錦市場をぶらり。
いろんなお店があるので見てるだけでも楽しいし、いろいろ試食できるのも嬉しい。

錦市場の突き当りには「錦天満宮」があります。
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錦市場には何度か来たことあったけど、こちらはなぜかいつも素通りしちゃってたんだよね。
初めてちゃんとお参りしました。

それから引き返してお目当ての「スヌーピー茶屋」へ!
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1階はグッズ売り場で、2階がカフェになってます。
けっこう広かったし、平日の12時前だったこともあって席には余裕がありました。
(私たちが店を出る頃にはけっこういっぱいになってたよ)
和風で落ち着いた雰囲気だけど、そこかしこにスヌーピーがいてカワイイ!
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もちろんメニューにもスヌーピーがいっぱい。
私はスヌーピーのオムライスにしました♪
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可愛くて食べるのが勿体ない。
こちら京都限定でクリームソースが白みそ仕立てになってます。
普通に美味しかったし、けっこうボリュームもあっておなか一杯。
スヌーピー好きにはおすすめのお店です。

食後はグッズ売り場でお買い物して、錦市場や大丸をぶらついてから京都駅へ移動。
甘いものは別腹ってことで、お茶する場所を探します。

せっかくなので京都らしい店をチョイス。
伊勢丹の中にある「茶寮都路里」へ行ってみたんだけど行列できてたので諦め、そのお隣にある「MALEBRANCHE(マールブランシュ)」へ。
"茶の菓"っていう抹茶のお菓子が有名な京都北山の洋菓子店がやってるカフェです。
こちらも何組か待ってたけど都路里に比べたら少なかったので、けっこうすぐに座れました。

パフェと迷いつつ、ケーキと紅茶にしました。
最初選んだオレンジのケーキが品切れだったので、季節限定の苺ケーキをチョイス。
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見た目も可愛く、味も上品な甘さでめちゃウマ。
京都のスイーツはやっぱレベル高いなぁ。

美味しいもの食べて、いろいろおしゃべりして、充実した休日になりました~

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秋の広島・福山・尾道一人旅15~ちょこっと大三島 [2017広島]

なんとか多々羅大橋を渡り切り大三島へ上陸!
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大三島は愛媛県今治市の島で、しまなみ海道が通る島の中で一番大きいらしい。
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橋の袂にある道の駅「多々羅しまなみ公園」へ。
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めちゃくちゃ疲れたので"塩ソフト"を食べて疲労回復を図ります。
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それから景色を堪能。
こちらから見る多々羅大橋も素敵です。
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ここは愛媛県なので"みきゃん"が自転車乗ってたよ。
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最後にお土産買って、そろそろ生口島へと戻ります。
時間と体力があれば大三島もいろいろ見て回りたかったんだけどねー

今度は尾道方面行きのラインにそって進みます。
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ふたたび橋へのキツイ坂を上り、橋を渡って生口島に再上陸。
ほんの少しだけど「しまなみ海道」サイクリング体験できて楽しかった~
橋の上から見る瀬戸内海の景色はとっても素晴らしかったし、ママチャリで走るのは大変だったけど妙な達成感があったよ。
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続いて瀬戸田を観光するため、来た道を戻っていきます。

秋の広島・福山・尾道一人旅16~瀬戸田観光その1へ続く。

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秋の広島・福山・尾道一人旅14~多々羅大橋 [2017広島]

前々から「しまなみ海道」のサイクリングにちょっと興味があり、とは言え普段まったく運動しないアラフォー女が尾道から今治まで渡るのはどう考えてもムリなので諦めてたんだよね。
でも今回尾道行くにあたって調べてみたら船を使えば一部だけでも走ることができることを知って、最終日の目的地を生口島にしたのです。
ここからお隣の大三島を目指し「しまなみ海道サイクリングロード」を走っていきます。

道路にはブルーのラインと行先が書かれているのでこれに沿って走ればOK。
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まずは海沿いをサイクリング。
風が強くて、変速機もついてないおんぼろママチャリなので全然スピード出ず。
初っ端から挫けそうになりかけたけど、徐々に多々羅大橋が近づいてきてちょっと元気出てきた。
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そして多々羅大橋への分岐点に到着。
ここで自転車&歩行者用と自動車とで道が分かれます。
グルグルっと坂を上って橋へと向かう。
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この坂がダラダラとした傾斜が延々と続いてる感じで想像以上のキツさ。
やっぱ電動自転車にしとくべきだったーって後悔しながらなんとか登り切ったよ。

めっちゃ疲れたので橋を渡る前に手前にあるレモンのベンチでしばし休憩。
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本格的なロードバイクで一気に駆け抜けていく人や、"みきゃん"の被り物してめっちゃテンション高く走ってく人を眺めながら呼吸を整え、そろそろ私も「多々羅大橋」へ。

「多々羅大橋」は生口島と大三島をつなぐ全長1,480mの斜張橋。
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斜張橋ってのは吊り橋の一種(正確には微妙に違う?)で、構造については詳しくわからないけど、とっても美しい形の橋です。

入口には料金所があるけど、私が行った時は無料期間中でした。
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どっちかというと閑散期だったので、あまり自転車は走っておらず、時々立ち止まって写真撮ったりしながらノンビリと進みます。
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素敵な景色を見ながら自転車を走らせるのは気持ちが良いなぁ。
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途中「多々羅鳴き龍」という看板の横に拍子木が置いてあったので叩いてみる。
音が上に向かって反響していって不思議だけど面白い。
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そしてこの橋のちょうど真ん中に広島県と愛媛県の県境があるのです。
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県境を歩いて(自転車だけど)跨ぐ機会ってあまり無いのでちょこっとテンション上がる[右斜め上]
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愛媛県に入り、目指す大三島の道の駅までもう一息、最後の力を振り絞って向かいます!

秋の広島・福山・尾道一人旅15~ちょこっと大三島へ続く。

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秋の広島・福山・尾道一人旅13~生口島へ [2017広島]

旅行3日目、最終日。

まずはホテルで朝食ブッフェ。
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そこそこ種類も豊富で普通に美味しかった。
食べなかったけど日替わりのご当地メニューもあったよ(この日は穴子飯)。

それからホテルをチェックアウトし、昨日に続きJRで再び尾道駅へ。
ここから船に乗り換え"生口島"へと向かうんだけど、でもその前にちょこっと寄り道。
前回気に入ってまた来たいと思ってた"パン屋航路"さんへ。
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昨日は運悪くお休みだったんだよねー
なので1本早い電車に乗って買いに来る時間を作りました。
人気店だけあり朝早い時間だったけど次から次へとお客さんがやってくる。
家へ持って帰る用のハード系パンやベーグル数個と、旅の途中で食べる用のカレーパンを購入。

一旦尾道駅に戻り駅の観光案内所が朝9時に開くのを待つ。
昨日、帰りの電車待ちの間に観光案内所で生口島観光の周遊パスが売ってるのを見つけたのだ。
「ぐるっと瀬戸田周遊パス」というもので、瀬戸田までの船orバスの往復チケット代とレンタサイクル代、観光施設への入館料にさらにいろんな割引特典がついて3,600円。
生口島(主に瀬戸田)を一日観光するなら余裕で元が取れるってことで購入することに。
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このパスには行程中の旅行保険もついてて、購入時に名前や住所等を記入しなくてはならず、船の時刻が迫ってたのでちょい焦ったけど、駅から港は徒歩1分ほどの距離なので充分間に合った。
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尾道港発9:15の高速船に乗り生口島の瀬戸田港へ向けて出発。
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乗船料は船内で支払うので、さっそく先ほどのパスを見せたのだけど、あまり周知されてない模様で、行きも帰りも船員さんに何コレって感じの表情されたよ。
まぁ結局何も言われずチケットは切ってもらえたけどねぇ。。

船は途中、因島を経由し10:00前には瀬戸田港に到着しました!
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生口島は"しまなみ海道"が通る島の一つで、広島県尾道市に属する島です。
写真左に見えるのは高根島(こうねしま)という別の島で奥にある黄色い「高根大橋」で生口島とつながってます。

朝一番でまだ静かな商店街を抜け、まずは「瀬戸田町観光案内所」へ。
港から徒歩10分ほど、柑橘類の大きなオブジェが目印。
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こちらでレンタサイクルをお借りします♪
「瀬戸田周遊パス」を使えば普通のママチャリなら無料。
プラス500円で電動自転車が借りられるんだけど、貧乏性なのでしょうもない所でケチってしまう。
これが後々ちょびっと後悔することになるんだけど…

とりあえず島での移動手段を手に入れたので、さっそく目的地へと向かいます~

秋の広島・福山・尾道一人旅14~多々羅大橋へ続く。

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映画『ウィンストン・チャーチル  ヒトラーから世界を救った男 』(2017年イギリス) [映画]

原題:Darkest Hour

ゲイリー・オールドマンがチャーチルを演じアカデミー賞主演男優賞を受賞した歴史ドラマ。
監督は『つぐない』のジョー・ライト。

チャーチルの伝記かと思ったら、第2次大戦のダンケルクの戦いの裏側をチャーチルを軸にして描いた作品だった。
なので事前にクリストファー・ノーランの『ダンケルク』を見ておくとより楽しめると思う。
さらに戦後のチャーチルが出てくるドラマ「ザ・クラウン」も見ておくと良いかも。

その「ザ・クラウン」でチャーチルを演じたジョン・リスゴーも見事だったけど、こちらのゲイリー・オールドマンの演技も圧巻。
そしてチャーチルに似ても似つかないオールドマンを見事にチャーチルに変身させた辻一弘さんの特殊メイクも凄かった。

奥さん役のクリスティン・スコット・トーマスや、個人秘書役のリリー・ジェームズも良かったな。
あとチャーチルと敵対するハリファックス卿がゲースロのスタニスことスティーヴン・ディレインだったんだけど、「ザ・クラウン」でもチャーチルと因縁ある役だったよねぇ。

作品としてはちょっと中だるみする感じはあるけど後半にかけては見ごたえあり。
この作品で描かれるのはたった数週間の出来事だけれど、とても大きな歴史の分岐点となった出来事で、その中で重要な役割を果たしたチャーチル。
そんな彼のいい面だけじゃなく、悪い面も含めて描かれてあるのが興味深いし面白かったな。


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