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映画『関心領域』(2023年イギリス=ポーランド=アメリカ) [映画]

原題:The Zone of Interest

第2次大戦中、アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る収容所の所長ルドルフ・ヘスとその一家を描いた物語。
監督はジョナサン・グレイザー。
カンヌ映画祭のグランプリ、アカデミー賞の国際長編映画賞と音響賞を受賞しています。

人によっては退屈にも感じそうな淡々とした描き方。
実際最初、映像として写されるのは美しい庭のある邸宅で暮らすある一家の穏やかな日常でしかない。
でも、その穏やかな生活の壁を隔てた向こう側から時折聞こえてくる悲鳴や銃声のような音。
一家の奥さん(『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラー)がユダヤ人から奪ったと思われる毛皮のコートを試着するシーンや、川遊びをしてる親子の元に遺体を焼いた灰と思われるものが流れてくるシーンなど。
様々な描写から壁の向こうで起きていることを想像して、なんともゾワゾワしてしまう。
彼らはその異常さを感じていないのか?ああいう場に居続ければ慣れてしまうのか?
今の感覚で見ると普通じゃないって思えるけど、極限状態だったら誰にでも起こりえそうで恐ろしかった。
そしてラスト現代のアウシュビッツが出てくるのも印象的で、見終わってからもいろいろ考えてしまう作品だったな。

あと、賛否分かれそうなアート系作品なのに、シネコンでも客入り良かったのにはびっくり。
(後日別の作品見に行ったミニシアターでは満席になってた。)
ほぼ全編寝てる人がいたり、ポップコーンぼりぼり食う奴(これ見ながら食べれる神経すごい)がいたのはちょっと迷惑だったけどね。

↓これはミニシアターのロビーで撮った。
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