SSブログ

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年アメリカ) [映画]

原題:Everything Everywhere All at Once

これも3月に見た映画。
久しぶりに友達と一緒に見に行った。

今年のアカデミー賞で作品賞をはじめ全7部門受賞。
ごく普通の中年女性がマルチバースを行き来し世界を救う異色のアクションSFコメディ。
監督はダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)。

クセが強いとは聞いていたけど、序盤、想像以上にカオス。
マルチバースにカンフーアクション、いろんな映画のシュールなパロディだったり、くだらないギャグに下ネタ、哲学的要素まで盛り込んでいくかなりの力技。
最初は訳が分からなかくってどうしよって感じだったのだけど、徐々に世界観に慣れていき、最後はちょっと感動しちゃうぐらい楽しめた。
カオスなんだけど根底にはちゃんと家族愛の物語があって、そこに見事に集約させるラストも良かった。
あと雰囲気『銀河ヒッチハイク・ガイド』のダグラス・アダムスっぽいのも好みだったな。

それから登場人物のキャラクターも個性が強くて、出演者がそれぞれ世界ごとに様々なキャラクターを演じ分けてて目が離せない。
アジア人として初めてオスカーの主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーは演技力はもちろん、キレのあるカンフーアクションもパワフルで最高。
同じくオスカー受賞したキー・ホイ・クァンやジェイミー・リー・カーティスの演技も素晴らしかった。
でも一番印象的だったのはステファニー・スー(「ミセスメイゼル」のメイ・リン!)演じるジョブ・トゥパキだったりする。
クールでチャーミングな悪役で、奇抜な衣装やメイクもめっちゃカッコ良かったよ。




にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。