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「メインテーマは殺人」アンソニー・ホロヴィッツ著 [本&音楽]

めっちゃ久々に読んだ本の感想書いてみる。(ネタバレ無し)
ここ数年、読む本の数がどんどん少なくなってたんだけど、コロナで引きこもり気味なこともあり最近は読書量が増えてきてて、ほぼ昔読んだ本の再読ばっかだけど、久しぶりに新しいのも買ってみた。

「刑事フォイル」の脚本家でもあるアンソニー・ホロヴィッツの新作ミステリー。
前作「カササギ殺人事件」よりも、どっちかっていうとこの「メインテーマは殺人」のほうが好み。

自身の葬儀を手配した老婦人が数時間後に殺される事件が起き、それを探偵役の元刑事ホーソーンが捜査するんだけど、巻き込まれる形でワトソン役を務めるのがホロヴィッツ自身っていうのが意外性があって面白い!
ホロヴィッツが脚本を手掛けた実在のドラマについて語られたり、他にも「ホームランド」等実在のドラマの名前が出てきたり、スピルバーグやピーター・ジャクソンが実名で登場したり、海外ドラマ好き&映画好きとしてはそういった面でも楽しめる。

そしてホーソーンは探偵らしくかなり癖のあるキャラクター。
彼についての背景はなかなか明かされず、それを作中人物のホロヴィッツが探ろうとするっていうサブストーリーも遊び心があってよい。
随所にユーモアを散りばめながら、ミステリとしての作りも丁寧で伏線の回収も見事。
めっちゃサクサク読めちゃいました。

ホーソーン&ホロヴィッツの凸凹コンビ第二作もすでに書かれてるようなので翻訳が早く出るといいな。


メインテーマは殺人 (創元推理文庫)

メインテーマは殺人 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: Kindle版



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