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海外ドラマ「Chernobyl/チェルノブイリ」(2019年) [米ドラマ&TV]

スタチャンEXで視聴。
1988年に旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所で起きた人類史上最悪の原発事故を描いたHBO製作のリミテッドシリーズ(全5話)。

事故の収束を任された物理学者ヴァレリー・レガソフとソ連閣僚会議副議長ボリス・シチェルビナを中心に事故後に起きた事を様々な角度から描いていく。
当時あの場所で何が起きていたのかがリアルに伝わってきて恐ろしく、かつドラマとしてめちゃくちゃ面白かった。

放射線を帯びたチリが舞う中無邪気に外で見物する住民たち、何の情報もあたえられずに事故処理に従事させられる消防士や医療従事者、何かが起きてると感じながらも事態を信じられない技術者たち、そして自己保身ばかり考えている上層部や政治家。
深刻さに気づかず(あるいは隠蔽しようとして)被害がどんどんと拡大していく様がジワジワと描かれていてとても恐ろしい。
さらに至近距離で放射線を浴びた人々の苦しむ姿や、危険区域に残る動物たちの殺処分まで描かれていて、見ていて辛く苦しくなってくる。
でもこれは実際に起きたことでそこに目を背けてはいけないんだよね。
日本でも福島のこととか考えると他人事ではいられない。
そして、何が原因だったのか?誰に責任があるのか?真相を究明するサスペンスとしても良く出来ていてめっちゃ見ごたえありました。

それから、このドラマがリアルになったのは役者たちの演技あってこそ。
レガソフ役ジャレッド・ハリスとシチェルビナ役ステラン・スカルスガルドの繊細な演技が素晴らしい。
二人に徐々に友情が芽生えてくる感じも凄く良かったなぁ。
この二人に協力するホミュック役(この役だけ架空の人物)がエミリー・ワトソンで、ステランさんとは「奇跡の海」以来の共演なのかな?
あと「ヴェラ」や「THE GAME」のポール・リッターが悪役的なディアトロフ役を怪演してて印象的。こういう役ハマるねぇ。
その他、地味ながら英国俳優中心に演技派が共演しててみんな素晴らしかったよ。


Chernobyl - 2019 / チェルノブイリ - 2019 (英語のみ) [PAL-UK]

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2019/07/15
  • メディア: DVD



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