海外ドラマ「Hannibal／ハンニバル」

映画『羊たちの沈黙』等でおなじみの殺人鬼ハンニバル・レクターの若かりし頃（って言っても４０代ぐらい）を描いたドラマ版。
ハンニバル・レクター役が『偽りなき者』のマッツ・ミケルセンでめっちゃ気になってたんだよねー
ただハンニバルと言えばアカデミー賞まで取っちゃったアンソニー・ホプキンスの印象が強いので、マッツがそれに対抗できるのかちょい心配だった。
実際見てみると、ホプキンスのような底知れぬ恐ろしさってのは今のとこ感じられない。
でも、色気があって怪しげなマッツ版ハンニバルも悪くない。
料理してる立ち姿とか素敵です。（何を料理してるのかは置いといて…）
ストーリー的にも原作や映画版とはかなり別物って印象だしね。

そしてこのドラマのもう一人の主人公がＦＢＩ捜査官のウィル・グレアム。
映画『レッド・ドラゴン』でエドワード・ノートンが演じてた役だね。
このドラマのグレアムは、殺人犯に共感しその動機や犯行を再現するという能力を持ってる。
ただそのせいで精神的にかなり不安定で、精神科医であるハンニバルと友情関係を築いていくという少し意外な展開になってます。
繊細で危うくて捨て犬をほっておけず大量に犬飼ってたりするウィルがなんだかカワイイ。
演じてるヒュー・ダンシー自体めっちゃワンコっぽいし。

そんでもって、この不安定なウィルを中心に描かれてるので、めちゃくちゃ怪しいハンニバルの行動が終盤までほとんどスルーされていくという、サスペンスとしてはどうなの？っていう展開だったりする。
ローレンス・フィッシュバーン演じるジャック・クロフォードらＦＢＩの面々も「フォロイング」と肩を並べるぐらい頼りないしね。
でも独特の世界観を持った耽美でグロテスクな映像と、主役２人のキャラクターの魅力でけっこう楽しめてしまう不思議。
Ｓ１ラストでようやくハンニバルの怖さが見えてきたので、Ｓ２どう展開するのか楽しみだな。

ただ、グロシーン多いし、内容的にも賛否及び好き嫌い分かれると思うので、オススメはしません。

HANNIBAL/ハンニバル Blu-ray BOX

• 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
• メディア: Blu-ray

にほんブログ村

タグ：海外ドラマ アメドラ アメリカドラマ ハンニバル マッツ・ミケルセン ヒュー・ダンシー ローレンス・フィッシュバーン