海外ドラマ「House M.D.／Dr.HOUSE（ドクター・ハウス）シーズン６」

シーズン５で精神を病み、とうとう入院してしまったハウスがどうなるのかっていうところから始まったシーズン６。
最初の２話はその精神科でのハウスが描かれてました。

他の患者を攻撃し、そしてどこにいても診断することをやめないハウス。
そのせいで、患者の１人に大怪我を負わせてしまう。
でもこれをきっかけに不器用ながらもハウスは自分と向き合い変わっていこうとする。
他の入院患者やノーラン医師とのやり取り、患者の身内リディアとの関係、ハウスの心の変化が丁寧に描かれていてとっても良い始まり方だったな。

でも精神科編はけっこうあっけなく終わりに。
退院許可が下りて３話目からは病院へと戻ります。
薬を断ち自分と向き合ったハウスは一度は診断から身を引こうとするんだけど、結局それこそが彼の痛みを除く一番の方法だとわかって、すぐに復帰。
その後は徐々にコメディ寄りの演出多めに。
カディとのゴタゴタや、チェイスのディバラ大統領～離婚など重い話ももちろんあったけど、印象に残ってるのは楽しいエピ。

特にハウスとウィルソンの関係が面白い！
ウィルソンはハウスを見守るために一緒に住むことにするんだよねー
で、知らない人から見たらかなり疑惑を呼ぶその同居がかなりネタにされてて笑った。
そしてウィルソンの森の妖精には大爆笑。
デクスターパロディとか、お見合いパーティ潜入とか、チェイスのカラオケ（ハウス＆フォアマンコーラス）とか楽しくて印象的なシーンがけっこうありました。
ここ数シーズン重い展開が続いたから、こういうコメディ寄りの展開は嬉しかったな。
もちろん診断の面白さとハウスの毒舌で魅せてくれる初期のようなエピが一番良いんだけど、診断もさすがにネタ切れだろうから仕方無いよね。

ただ終盤になり、ウィルソンの元妻サムが登場したあたりからまたしても暗い影が。
ウィルソンはサムと寄りを戻し、カディは探偵と同居、ハウスは自分の孤独さにノーラン医師の治療を投げ出ししまう。
さらにシーズンファイナルでは事故現場での救助活動でハンナという女性を助けられず薬にふたたび手を出そうとしてしまう。
今シーズンのハウスは幸せすぎて絶対にこのままでは終わらないだろうと思ってたけど、思った以上にどん底に突き落とされる展開で見ていて泣きそうになる。
でも最後の最後でカディの救いの手が。
はっきりいってハウス×カディって展開になってほしくは無かったんだけど、でもあまりに鬱展開だったので、救いのあるこの終わり方に正直ほっとした。

ただこうなると来シーズンはこの２人の関係メインで進むのかなぁ。
そうなったら微妙。

でも今アメリカで放送中のシーズン８でファイナルになりそうなので、あと２シーズンしっかり見届けたいです。

あとこのシーズンでキャメロンが退場だったんですよね。
チェイスとくっついてからはあんまり好きじゃなかったけど、初期メンバーだっただけにやっぱり思い入れがあるので残念です。

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