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映画『白いリボン』(2009年ドイツ=オーストリア=フランス=イタリア) [映画]

原題:DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE / THE WHITE RIBBON

『ピアニスト』、『隠された記憶』のミヒャエル・ハネケ監督によるカンヌ映画祭パルムドール受賞作。

第一次大戦前のドイツ北部の村で不可解な事故が次々と起こる。
次第に小さな村は不穏な空気につつまれていき…

事故とも事件ともつかない出来事が次々と連鎖するように起こっていくのだけれど、真実や結論は語られないまま終わる。
この監督の作品はたいていそうだけど、これもどう解釈していいのか難しい作品だなぁ。
「白いリボン」に象徴される抑圧がやがて暴力へと繋がる。
人間が心の奥底に持つ悪意が淡々と描き出されていて、なんとも言えない不安感に襲われる。
『ファニーゲーム』のように直接的ではないものの、悪趣味な嫌らしさ全開で目が離せない作品になってます。

モノクロの映像はとても美しい。(字幕が読みづらいのが残念、なんとか工夫してほしかった)
2時間半の長さを感じさせません。


白いリボン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2011/06/24
  • メディア: DVD



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