映画『ヒストリー・ボーイズ』（2006年イギリス）

原題：THE HISTORY BOYS

トニー賞受賞の舞台劇を舞台版のオリジナル・キャストで映画化。
８０年代のイギリスで名門大学を目指す高校生8人が個性的な教師たちに学びながら成長していく姿を描いた青春映画。
監督は『クルーシブル』や『英国万歳』のニコラス・ハイトナー。

イギリスの田舎の高校で風変わりな老教師へクターはオックスブリッジ(オックスフォード、ケンブリッジの名門校の総称）を目指す生徒たちに個性的な授業を行っていた。しかし校長はオックスフォード出の教員アーウィンを雇い徹底した受験指導を行うようになり…

へクターとアーウィンの考え方の違い、そして彼らの性的指向なんかも絡んできて話はけっこう意外な方向に。
そんな先生と生徒たちのやり取りがユーモアを交えて描かれていて楽しい。
でも色物ってわけじゃなく、教えることや学ぶことの大切さ、難しさ、そして楽しさなんかがちゃんと描かれてるんだよね。
予想以上に好みな感じの作品で気に入りました。

８人の生徒たちは個性的かつ魅力的で良かったし、先生もみんな味がある。
舞台のオリジナルキャストっていことでみんながそれぞれがそれぞれの役にしっかりなじんでる。
俳優さんはそれほど有名どころは出てなかったけど『マンマ・ミーア』のドミニク・クーパーとか『バンクジョブ』のスティーブン・キャンベル・ムーアとか『ハリポタ』シリーズのリチャード・グリフィスなんかが出てたし、他の俳優さんもイギリスのドラマや映画で見た覚えのある俳優さんが何人かいて、みんな好演してました。

ヒストリーボーイズ [DVD]

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD

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