映画『アフター・ウェディング』（2006年デンマーク=スウェーデン）

原題：EFTER BRYLLUPPET / AFTER THE WEDDING

『しあわせな孤独』のスザンネ・ビア監督作。
２００７年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされていました。
孤児たちの救援活動に従事する中年男ヤコブと元恋人の家族をめぐるドラマ。

デンマーク映画なのに冒頭がインドの映像だったから、一瞬間違えたかと思っちゃったよ。
インドで救援活動をしている男ヤコブが主人公なんですね。
で、ヤコブはその救援活動の資金を提供するという実業家と会うために故郷のデンマークへ１週間の予定で戻り、そこからドラマが始まります。

徐々にその実業家の男とヤコブが意外な関係にあったことが分かっていく。
そんな偶然あるのだろうかって思うんだけど、実は仕組まれていたことだったんですよね。
そしてそれがなぜ仕組まれたかっていうのがこの映画のポイント。
『死ぬまでにしたい１０のこと』を思い出す。
ちょっとベタな感じもあるけれど、家族の愛情と絆の深さを感じてじんわり泣けました。

それから、デンマーク映画なので有名な俳優は出てないけどみんな巧いなぁ。
(ヤコブ役のマッツ・ミケルセンは『しあわせな孤独』に出てた俳優さんでした）
この映画とにかく目のクローズアップが多いんだけど、目の表情だけで感情が伝わってきます。

アフター・ウェディング スペシャル・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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