ドラマ『エリザベス1世 ～愛と陰謀の王宮～』（2005年アメリカ=イギリス）

原題：ELIZABETH I

エリザベス１世の半生を描いた英・チャンネル４と米・ＨＢＯの共同制作によるテレビ映画。
エミー賞で作品賞・主演女優賞など９部門を受賞しています。
監督は「第一容疑者 姿なき犯人」のトム・フーパー。
エリザベス１世を演じるのは『クィーン』でエリザベス２世を演じていたヘレン・ミレン。

映画版『エリザベス』よりもこちらの方が史実に近い。
エリザベスの即位後２０年から最期までを描いています。

邦題のサブタイトルになってるように愛と陰謀が渦巻く王宮での女王の苦悩の日々が綴られる。
でも重苦しい感じはなく、様々な出来事が次々起こるメロドラマ的展開でけっこう面白かった。

そして、何よりヘレン・ミレンの演技が良い。
女王としての誇りや気品や気高さ、その裏で見せる女としての苦悩や葛藤。
美しさだけじゃなく、どこか少女のような可愛さをもっていたり。
人間としての魅力に溢れたエリザベスを自然体で演じきっていて素晴らしい！！

脇を固める役者たちもまた上手いんだな～
特にレスター伯を演じるジェレミー・アイアンズが渋くて素敵！
若くてハンサムで傲慢なエセックス伯を演じたヒュー・ダンシーも印象的でした。

作品的には好き嫌い分かれるかもしれないけど、役者の演技だけでも見る価値ありかも。。

エリザベス1世 [DVD]

• 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
• メディア: DVD

タグ：テレビ映画 ヘレン・ミレン ジェレミー・アイアンズ ヒュー・ダンシー トム・フーパー イギリスドラマ