英国コメディ「ブラックアダー（Blackadder the Third）」

イギリスＢＢＣ製作のお馬鹿な歴史コメディです。
日本でのタイトルは「ワル知恵執事の、ブラックアダー」。
すでに廃盤になっちゃってるんだけど、ヒュー・ローリー見たさになんとか入手しちゃいました。
「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンが主役、『ラブ・アクチュアリー』の監督リチャード・カーティスとベン・エルトンが脚本書いてます。

イギリスの歴史上のいくつかの時代を舞台にしたシリーズ物で４シリーズ（＋番外編２作）あるうちの、これは１９８７年製作の第３弾。
１８世紀末の英国が舞台となっています。

ローワンは全シリーズを通して役柄は違えどブラックアダーという役名で登場。
このシリーズでは摂政ジョージの執事を務めている、とっても意地が悪くて腹黒～い人物。
でも周りがバカばっかで、逆に振り回されちゃったりするのが面白い！

で、そのバカの一人、摂政ジョージを演じてるのがヒュー・ローリー。
白塗り＋カツラに派手な当時の衣装っていう格好が妙に似合ってて可笑しすぎ～
浪費家（特に靴下）で芝居と現実の区別もつかない頭空っぽのバカ王子を見事に好演してます。
最終話でローワンとスティーブン・フライからボコボコにされる、その殴られっぷりも最高！
ＨＯＵＳＥファンのかたにもぜひ見てほしい！！（レンタル店に置いてるとこもあるみたい）

ちなみにこのジョージ王子（のちのジョージ４世）は実際、若い頃から放蕩と浪費を繰り返したことで悪評の高い人物。
父親のジョージ３世についての映画『英国万歳！』にも出てくるので（こちらはルパート・エヴェレットが演じてる）、あわせて見るとより楽しめるかも。

そしてこのジョージ以外の登場人物もみんな個性的。
特にブラックアダーの従僕、蕪好きボールドリックがアホで汚いけどめっちゃカワイイ～
その他ゲストたちもことごとくバカばっかでめちゃ面白いです！

英国の歴史を皮肉った作品なので英国史を知らないと楽しめない部分もあるし、もちろん言葉の壁もあるんだけど、それでもかなり笑わせていただきました～

Blackadder the Third [Import anglais]

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ローワン・アトキンソンのワル知恵執事の、ブラックアダー 後編 [VHS]

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