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映画『ブロードウェイと銃弾』(1994年アメリカ) [映画]

原題:BULLETS OVER BROADWAY

ウディ・アレンの10年ほど前の作品です。
20年代のブロードウェイ演劇を題材にした大人のコメディ。
ダイアン・ウィーストがアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。

登場人物たちのキャラクター設定が良いし、演じる役者さんたちがみんな巧い。
特にダイアン・ウィースト演じる元大女優の普段から演技してるようなハイテンションさが凄すぎ!
アカデミー賞取ったのも納得の素晴らしさ。

ジェニファー・テイリー演じるマフィアの情婦の大根女優のしたったらずなしゃべり方も可笑しい。
そして、チャズ・パルミンテリ演じるマフィアの用心棒チーチがまためちゃくちゃ魅力的。
この情婦と用心棒がセリフの読み合わせするシーンは何度見ても笑えます~
(この二人もアカデミー賞の助演賞にノミネートされてました)

あとジム・ブロードベント演じる過食症の役者が、こっそりいろんなとこに食べ物隠してるのも面白かったし、主役のジョン・キューザックもウディ・アレン的役柄でいい味出してます。

ほんとに、どの役者も個性的な役柄に見事にハマッてて最高!!

作家が書いた脚本をマフィアの用心棒が手直ししていくという設定、そして徐々にこの二人の立場が逆転していくという展開も面白い!
理屈ばっかりこねてたって良い作品(アート)はできない。
こういう仕事に携わる人(作り手だったり、批評する人だったり)への皮肉もたっぷり効いています。

私が最初に見たアレン作品ってこともあるけど、これが一番のお気に入りです。





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