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映画『日蔭のふたり』(1996年イギリス) [映画]

原題:JUDE

マイケル・ウィンターボトム監督がトーマス・ハーディーの小説『日陰者ジュード』を映画化した作品。

◎ストーリー◎
19世紀末のイングランド。
勤勉な若者ジュードは、石工として働きながら独学で大学進学を目指していた。
世間知らずの彼は豚買いの娘アナベラに魅了され、妊娠を告げられた彼は結婚を受け入れる。
しかし、まもなく結婚生活は破綻。アナベラはジュードを残しオーストラリアへ旅立つ。
そしてジュードは大学都市クライストミンスターに移り、働きながら再び勉強を始めた。
そんな中、ジュードはいとこのスーに街で出会い、一目で彼女に惹かれ...

◎感想◎
いとこ同士、そして事情があって結婚していないために社会から疎外されるジュードとスー。
厳しい逆境にもまけずに強く生き抜こうとする二人の姿は少し怖いくらいに凄い。
でも、そんな二人にさらなる不幸が襲い掛かるというめっちゃ暗い内容。
前に観たことあるのだけど、細かい内容はすっかり忘れてた。
途中で内容思い出して少し後悔。
こういうのを夜中に一人で見たりするとしばらく立ち直れなくなってしまう。
良い映画なんだけど、この救いのなさは観る時を選ぶな。

スー役のケイト・ウィンスレットがうまい。
この映画、原題は「jude」でジュードが主役なんだけど、スーの方が目立ってた。
クリストファー・エクルストンも悪くなかったけどね。
暗いこの作品のなかで彼女の華やかな雰囲気が唯一救いだったな。
そして当時としては進歩的な女性だったスーが悲劇によって変わってしまうラストはとても印象的でした。


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